不正・有害サイトをブロックできるトレンドマイクロの「ウイルスバスター モバイル for Android」 - デジタル - 日経トレンディネット(情報元のブックマーク数)

Android版のウイルスバスターベータ版のレビュー

同ソフトは現在のところ、「ベータ版」として無償提供されているのみ。有償の製品版は9月に提供を始める予定だ。このため、ベータ版のライセンス期限は2011年9月30日までとなっている(写真1)。
対応するAndroid OSはバージョン2.1以上およびバージョン3.0。対応キャリアは、NTTドコモソフトバンクモバイルKDDIau)としている。
ウイルスバスター モバイル for Androidが搭載しているセキュリティ機能は、マルウエア対策、Webアクセス制御、通話/SMS(ショート・メッセージ・サービス)のブロックの3つだ。メニュー上では、それぞれ「不正プログラム対策」「Web脅威対策」「着信フィルタ/メールフィルタ」と称している(写真2)。
なお、ここでいう“メール”とはSMSのこと。NTTドコモの「spモード」やauの「EZweb」を使った電子メール、ソフトバンクモバイル「S!メール(MMS)」(softbank.ne.jp/vodafone.ne.jpを使ったメール)はフィルタリングの対象にはならない。
今回テストしたスマートフォンは、auの「IS03」。4月14日に開始されたメジャーアップデートを適用し、Android OSのバージョンを2.1から2.2に上げたものだ。ただし、一部の機能についてはNTTドコモの「Xperia(SO-01B)」(搭載OSはAndroid 2.1)を使用した。

不正・有害サイトをブロックできるトレンドマイクロの「ウイルスバスター モバイル for Android」 - 日経トレンディネット

アプリのインストールインデントを検知する形、竹森さんにお聞きしたのと同じ動き。

まずは、「不正プログラム対策」だ。ウイルスバスター モバイル for Androidでは、アプリケーションをインストールした直後にリアルタイム検索を実行する。前回の「エフセキュア モバイル セキュリティ for Android」と同様、アプリのインストール自体は行われて、インストールされたアプリがウイルスに感染していないかどうかをウイルスバスター モバイル for Androidが調べるという方法をとる。
不正プログラム対策については、ウイルスに感染したアプリケーションを入手することができなかったため、トレンドマイクロにデモンストレーションを実施してもらい、そのときの画面ショットを入手した。

ウイルス配布サイトや有害サイトを3段階のレベルでブロック - 日経トレンディネット

こういうSMS防止機能とかは、今後のスマートフォンで必須になるんだろうな・・・

最後は、通話/SMSブロック機能の「着信フィルタ/メールフィルタ」である(写真11)。迷惑電話や迷惑SMSをブロックする機能だ。冒頭にも示したが、メールフィルタと称してはいるものの、「spモード」や「EZweb」、「S!メール(MMS)」といった電子メールはブロックの対象外。メールフィルタは、SMSのみが対象となる。
現在、SMSは同一の携帯電話事業者間でしかやり取りできないため、常用しているユーザーは少ないかもしれない。しかし2011年7月13日からは、事業者を超えてSMSの送受信が可能になる(関連記事)。迷惑メッセージなどが増える可能性もあり、SMSブロックは重要な機能になるかもしれない。
ただ結論から言えば、現状のウイルスバスター モバイル for Androidが備える通話/SMSブロック機能は若干、不十分な面がある。無償のベータ版でもあり、ぜいたくは言えないが、有償の製品版ではぜひ機能改善を施してもらいたいところだ。
では、現状の着信フィルタ/メールフィルタはどのように動作するのだろうか。
両機能とも仕組みは非常に似ている。まず、両機能で共通に使う「フィルタ」に電話番号を登録する。フィルタには「ブロックリスト」(写真12)と「承認済みリスト」の2種類があり、前者には拒否したい番号を、後者には許可したい番号を登録する。こうして番号を登録し、着信フィルタとメールフィルタでそれぞれ、ブロックリストを使うのか、承認済みリストを使うのかを指定する。承認済みリストの使用を指定すると、リストにない電話番号をブロックするようになる。
次に、着信フィルタ、メールフィルタでそれぞれ「処理」内容を選択する。選択肢はいくつかあるが、例えば着信やSMS受信をブロックするだけなのか、ブロックしたうえでSMSを使ってメッセージを送信するのか、といった処理が選べる。ただ、ここで選べるメッセージは迷惑電話や迷惑SMSを撃退するといった趣旨のものではない。両機能とも、「取り込み中のため、折り返し電話いたします」などのメッセージが3種類選べるだけだ。セキュリティ対策というよりも、“大事な顧客からの電話やSMSに出られないことで相手に不快感を与えたくない”といった場合に使う機能のようである。

指定番号からのSMSをブロック、するはずだったのだが… - 日経トレンディネット

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