IT投資は弱含みだがプロジェクトへの意欲は失われていない---JIPDECとITRの共同調査 - ニュース:ITpro(情報元のブックマーク数)

IT投資に対する震災の影響、影響がなかったのが全体の33%だそうだ・・・

本調査ではまず、震災によるビジネスへの被害状況について聞いている。「影響がなかった」とした回答は全体の33.0%だった。つまり3分の2の企業は、何かしらの影響を受けたことになる。
具体的な影響内容としては、「自社の被災はなかったが、業務の一部が停滞」が26.6%、「自社拠点の一部が被災」が26.0%、「調達先の被災により、事業が遅延」が22.8%、「納入先の被災により、売り上げを逸失」が12.8%と続く。「本社もしくは重要拠点が被災」と回答した企業は5.4%にとどまった。
また調査では、今年度のIT予算の見直し状況について聞いた。見直しを「実施済み」とした企業は12.8%、「今後実施予定」とした企業は22.6%、「実施予定はない」は64.6%だった。
「実施済み」あるいは「今後実施予定」とした企業に見直しの方向性について聞いたところ、「予算を縮小する」という企業が「予算を拡大する」という企業を上回った。
まず予算の見直しを「実施済み」とした企業への回答を見ると、拡大する方向で見直すとした企業は15.7%。縮小する方向で見直すとした企業は31.3%だった。
次に「今後実施予定」とした企業への回答を見ると、拡大する方向で見直すとした企業は11.5%。縮小する方向で見直すとした企業は34.5%だった。また、今後実施予定とした企業のうち、5.3%が「見通しが立たない」と回答した。
さらに調査では、震災発生後、各企業でどのような施策を実施しているかを質問した。この結果、多くの企業がまずはビジネスの立て直しを重視していることが分かった。「実施済み」とした回答数について高い順に見ると、「個別の事業計画の見直し・再検討」がトップで25.6%。次いで「全社的な経営計画の見直し・再検討」が22.2%と、経営や事業そのものの内容を再検討する企業が多い。

IT投資は弱含みだがプロジェクトへの意欲は失われていない---JIPDECとITRの共同調査 | 日経 xTECH(クロステック)

screenshot