もんじゅ 落下した装置を回収 NHKニュース(情報元のブックマーク数)

無事もんじゅから落下した装置の回収が完了とのこと。まずはひと段落

高速増殖炉もんじゅ」は、去年5月、ナトリウム漏れ事故以来14年ぶりに運転を再開しましたが、再開から3か月後の去年8月、核燃料を交換するための重さおよそ3トンもある装置が原子炉内に落下し、装置が変形して引き抜けなくなっていました。このため、日本原子力研究開発機構は、装置を引き抜く時に引っ掛かる原子炉のふたの一部を取り外す回収作業を、23日午後9時前から行った結果、24日午前5時ごろ、引き抜き作業を終えたということです。トラブル発生から10か月ぶりに問題の装置を回収できたことで、今後は原子炉内に損傷がないか、影響を確認する調査を行うことになります。しかし、落下の衝撃で装置が壊れて、原子炉の内部に部品や破片などが落ちている懸念もあり、運転再開までにはなお時間がかかる見込みで、ことしの春以降に発電を目指すとしていた再開当時の計画は大幅に遅れる見通しです。福島第一原発の事故を受けて、政府は、原子力を含め、エネルギー基本計画を見直す方針で、資源小国の日本が長年目指してきた、「もんじゅ」が担う高速増殖炉開発の先行きにも不透明さが出ています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110624/t10013732361000.html

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