アート・オブ・コミュニティを読んだ:2011-06-22 - 未来のいつか/hyoshiokの日記(情報元のブックマーク数)

僕も勉強会のコミュニティ運営ではアマチュアだが、この本は読みたい。

コミュニティ・マネージャーという仕事をして給与をもらっているわけではないので、わたしはアマチュアであることは間違いないのだけど、長いことカーネル読書会を主宰してきたし、勉強会勉強会などというコミュニティの立ち上げ運営に関わってきているので、アマチュアなりにコミュニティ運営(?)の経験値はある。
社内においては、縦割り組織、横割り組織だけではなく、社内コミュニティを意識して創るというような活動をしているので、仕事半分コミュニティ・マネージャー的な立ち位置もある。
まるっきり趣味でやっているコミュニティにおいて、コミュニティの計画を書き上げる(2.4)、ミッションステートメントを作るというような作業はいささか大げさ過ぎるような気がする。カーネル読書会のミッションステートメントってなんだろう?それを書き上げてから自分はカーネル読書会を立ち上げたかというともちろんそんなことはない。面白そうだから始めてみて面白かったから続いた。だけど、ミッションステートメント的なものがまったくなかったかと言うとそんなこともなくて、カーネル読書会の前説でよく言う「日本語で技術的な与太話をしたかった。Linuxに貢献する。…、Linusを呼ぶ。技術者がゆたかで生き生きとした社会を創る」なんていうのは自分にとってのカーネル読書会の価値でありミッションステートメントのようなものである。
勉強会カンファレンスをまさに企画している最中に、本書を読みながら、イベントをうまく回すためには、スケールする方法論(誰かがボトルネックにならないで、自律的に独立して動く)が必要で、それを言語化しておくことは、コミュニティの運営コストを下げるために役にたつなあなどと感想をもったりした。
このコミュニティ的方法論でイベントをやったりするのは、コミュニティの経験値が高い人が集まると驚くほどスケールするということは経験値として分かっている。勉強会カンファレンスに参加する勉強会の達人たちはそれを実践してきた人たちである。
その人たちの暗黙知言語化して形式知化できれば、コミュニティ運営についてのノウハウが流通して、よりコミュニティを活性化、永続化、持続可能な運営ができるようになる。

2011-06-22

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