[Interop 2011]NECがOpenFlowに対応した「プログラマブルフロー」製品をデモ - ニュース:ITpro(情報元のブックマーク数)

OpenFlowのデモあったんだ・・・見てくれば良かった・・・

デモ環境は、通信の経路制御を担当する「頭脳」に相当するプログラマブルフロー・コントローラ(PFC)「UNIVERGE PF6800」に、実際のパケット転送処理を受け持つ「手足」に相当するプログラマブルフロー・スイッチ(PFS)「UNIVERGE PF5240」4台を接続。スイッチの先には、Webサーバーやファイルサーバー、ファイアウォールなどの仮想マシンが稼働する2台の物理サーバーを配置するという構成になっている(写真2の画面右側)。
プログラマブルフローでは、上記のような物理的なネットワーク構成とは関係なく、論理的に機器同士を接続した仮想ネットワークを構築できる(写真2の画面左側)。例えば、パソコンの先に仮想L3スイッチを介してWebサーバー(実体は仮想マシン)を配置し、TCP80番ポートあての通信をそちらに流す。それとは別にファイルサーバー(同)にアクセスするための経路を設け、そちらの通信はファイアウォール(同)を経由させるといった芸当が可能だ。
物理的なネットワーク構成とは関係なく論理的なネットワークを実現できる技術というと、例えばVLAN(Virtual LAN)などを思い浮かべる人がいるかもしれないが、プログラマブルフローによる通信の制御は根本的に概念が異なっている。
一般的なIPベースの通信では、スイッチやルーターファイアウォールなどを使い、L2(イーサネット)、L3(IP)、L4(TCP/UDP)という三つの階層(レイヤー)の通信をそれぞれ別々に制御している。一方、プログラマブルフローではこれら三つの情報を含む「フロー」を単位として通信を制御する。
ユーザーが「ルール」「アクション」「スタティスティックス」という三つのパラメータからなるフローを定義すると、フローコントローラ(PFC)は定義したフローの情報に基づいてスイッチ(PFS)に指示を送り、PFSはパケットを適切に処理する。フローごとに利用可能な帯域を調整することなども自在だ。障害が発生したときの経路切り替えなども自動的に行われる。

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