ネットワン、自社内仮想化プロジェクトで見えた成果と課題を説明 - クラウド Watch(情報元のブックマーク数)

ネットワンシステムの社内ITの仮想化の経緯や成果についての発表をしたそうです。すごいな社外も含めて発表か。

ネットワンシステムズ株式会社(ネットワン)は12日、社内IT基盤の仮想化プロジェクトの経緯や成果について説明した。
同プロジェクトは、業務基盤の「いつでも・どこでも・誰とでも・何でも」を実現するため、「社内システムインフラ仮想化」「ワークスタイル改革」「セキュリティ強化」を目指したもの。具体的には、「仮想化による物理サーバー・ストレージ統合」「仮想デスクトップ環境の構築」「統合運用管理システム(ITIL準拠の運用)の導入」の3点が2008年から進められた。

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グランドデザインってのは大変だと思うけど重要なんだよな>特に仮想化は

構築にあたってはサーバー検証をひと通り実施した後、本番系の移行を行うグランドデザインを描いていたが、実際に始めてみるとOS環境の変更(SolarisRHEL)によるソースコードの二重管理など問題が発生。システム単位で本番・検証を同時に移行するなど、移行方式の見直しをかけながら、2009年11月より順次リリースした。
この結果、ラック本数は16本から6本に、データベースサーバー台数は12台から2台に削減し、消費電力も7万W相当から1万3500W相当に抑えられたという。また、サーバーを仮想化したことで、システム基盤環境の引き渡しまでのリードタイムも、2〜3カ月から1〜2週間に短縮できたと評価している。

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ハイパーバイザの作業が発生する=ITIL的には変更管理対象か、運用して監査回さないとわからないことだったりするよな。

運用業務の共通化として、情報系・業務系・メール系システムそれぞれに、アプリケーション・ミドルウェア・サーバー・ストレージ・ネットワークにまたがる「監視チーム」や「共通基盤チーム」「情報基盤チーム」を設置するなどの効率化も進められた。
新たな課題としては、「VMの新規構築でもハイパーバイザーでの作業が発生し、ITILの観点からは変更管理の対象になってしまう」(同氏)ことが分かった。ディスク認識などのハイパーバイザー層の作業は、本番運用中のシステムに影響も与えるため、早期の解決が求められる。しかし、仮想環境ではサーバー、ハイパーバイザー、仮想OSそれぞれのひも付きを一度に確認する手段がないことが、もう1つの課題になっているという。

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