2011 年 4 月のセキュリティ情報 (月例) - 日本のセキュリティチーム - Site Home - TechNet Blogs(情報元のブックマーク数)

17件のコジラ級のパッチが来ました・・・かなり多いな・・・

先週の事前通知でお伝えした通り、セキュリティ情報 計 17 件 (緊急 9 件、重要 8 件) を公開しました。また、2 件の新規セキュリティ アドバイザリを公開しました。セキュリティ アドバイザリ 2506014 では、署名されていないドライバーが winload.exe によりロードされてしまう問題を解決する更新プログラムが利用可能になったことをお知らせしています。セキュリティ アドバイザリ 2501584 では Microsoft Office 2003 と Microsoft Office 2007 のセキュリティ機能を強化するための更新プログラム (一部は本日公開のセキュリティ更新プログラムに包括) が利用可能なったことをお知らせしています。詳細については、各セキュリティアドバイザリをご覧ください。

2011 年 4 月のセキュリティ情報 (月例) – 日本のセキュリティチーム
セキュリティ情報 ID タイトル 最大深刻度 脆弱性の影響 再起動情報 影響を受けるソフトウェア
MS11-018 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム (2497640) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows, Internet Explorer
MS11-019 SMB クライアントの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2511455) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows
MS11-020 SMB サーバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2508429) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows
MS11-027 ActiveX の Kill Bit の累積的なセキュリティ更新プログラム (2508272) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS11-028 .NET Framework脆弱性により、リモートでコードが実行される (2484015) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS11-029 GDI+ の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2489979) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows, Microsoft Office
MS11-030 DNS 解決の脆弱性により、リモートでコードが実行される (2509553) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows
MS11-031 JScript および VBScript スクリプト エンジンの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2514666) 緊急 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS11-032 OpenType Compact Font Format (CFF) ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2507618) 緊急 リモートでコードが実行される 要再起動 Microsoft Windows
MS11-021 Microsoft Excel脆弱性により、リモートでコードが実行される (2489279) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Office
MS11-022 Microsoft PowerPoint脆弱性により、リモートでコードが実行される (2489283) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Office, Microsoft サーバー ソフトウェア
MS11-023 Microsoft Office脆弱性により、リモートでコードが実行される (2489293) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Office
MS11-024 Windows FAX 送付状エディターの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2527308) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS11-025 Microsoft Foundation Class (MFC) ライブラリの脆弱性により、リモートでコードが実行される (2500212) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft 開発ツールおよびソフトウェア
MS11-026 MHTML の脆弱性により、情報漏えいが起こる (2503658) 重要 情報漏えい 要再起動 Microsoft Windows
MS11-033 ワードパッドのテキスト コンバーター脆弱性により、リモートでコードが実行される (2485663) 重要 リモートでコードが実行される 再起動が必要な場合あり Microsoft Windows
MS11-034 Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される (2506223) 重要 特権の昇格 要再起動 Microsoft Windows
2011 年 4 月のセキュリティ情報 (月例) – 日本のセキュリティチーム

MS11-018のクライアントがPATCH NOW、MS11-026のクライアントがPATCH NOW

てか、Enjoyって皮肉以外の何でもないなw

Here are the April 2011 Black Tuesday patches. 
Overview of the April 2011 Microsoft Patches and their status.

InfoSec Handlers Diary Blog - April 2011 Microsoft Black Tuesday Summary

安定した攻撃コードか・・・

同社によると、17件のセキュリティ情報のうち、総合的な深刻度が最も高い「緊急」レベルは9件に上る。中でもIE用の累積的なセキュリティ更新プログラム(MS11-018)とSMBクライアントの脆弱性に対処した更新プログラム(MS11-019)、SMBサーバの脆弱性に対処した更新プログラム(MS11-020)の3件は、最優先での適用を勧告した。いずれも悪用可能性指標は最も高い「1」と評価し、安定した攻撃コードが出現する可能性が高いとされる。
MS11-018で対処したIE脆弱性5件のうち1件は、事前に情報が公開され、Microsoftは「限定的な標的型攻撃」の発生を確認している。3月に開かれたハッキングコンテスト「Pwn2Own」でもこれら脆弱性を突いてIEが破られた。なお、IE 9はいずれの脆弱性の影響も受けないとしている。

MSが月例セキュリティ情報を公開――過去最多の17件、うち9件は「緊急」 - ITmedia エンタープライズ

いやぁ、トップだけでも17件64個の脆弱性に対応したんだから、真面目な顔の方がよい気がする・・・

本日4 月 13 日に公開した新規 17 件 (緊急 9 件、重要 8 件) のセキュリティ更新プログラムの適用優先度、既知の問題、回避策や再起動の有無など、セキュリティ情報について知りたいポイントを凝縮してお伝えしています。また本日更新したセキュリティ情報、新規セキュリティ アドバイザリについても、併せて説明しています。情報量が多いため、通常より少し長めの Web キャストになっておりますが、セキュリティ更新プログラム適用の際の全体把握のために是非ご視聴ください。

2011年4月マイクロソフトワンポイントセキュリティ – 日本のセキュリティチーム
  • MS10-087/MS10-088の更新でOffice2004 for Macに対応した
  • KB2501584
    Office2003/2007のファイル検証機能を公開、Office2003/2007でもスキャン及び検証をするようになったが、WordやPublisherは別途KB経由でダウンロードと適用が必要
  • 2011年4月のワンポイント セキュリティ情報 動画の8分くらいで、MS11-027がMS10-027になってるwwww

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