【解説】iPad 2とiOS 4.3、企業向けにどこまで進化したのか : 企業クライアント戦略 - Computerworld.jp(情報元のブックマーク数)

企業としてiPad2はプレゼントデバイスとして、Facetimeをビデオ会議として、有用との話。

例えばITコンサルタントたちは、「企業ユーザーはiPadの前面(画面側)にカメラが装備されることを以前から切望していた」と、話している。「FaceTimeは、気軽なビデオ会議機能として、多くの企業に受け入れられるだろう」と、経営コンサルティング会社の米国PRTMのパートナー、ダン・ヘイズ(Dan Hays)氏は見る。同社は、フォーチュン2,000社のCレベル役員によるオペレーション戦略の立案と実行の支援に特化している。
また、エッジ氏も「カメラを搭載したiPad 2は、企業市場に新たな流れを生み出すはずだ」と語る。同氏が勤める318は、企業システムへのApple製品の統合を専門に手がけている。「このデバイスを携帯し、営業先でプレゼンテーションを行い、出先からオフィスとビデオ会議でプレゼンテーションの感触を報告。さらには、家にいる妻や子どもとFaceTimeでビデオ通話もできる。出張や外出が多いビジネス・ユーザーにとって非常に魅力的な使い方だ」。
そして、iPad 2の企業向け機能として注目したいのは、iPadのスクリーンをHDMIプロジェクタに最大1080pの解像度でミラーリングできる機能である。この機能を使うには、オプションのアダプタ「Apple Digital AV Adapter」(39ドル)の購入が必要。HDMIプロジェクタは、VGAプロジェクタと比べてあまり普及しておらず、真価を発揮するのはまだ先の話だ。しかし、エッジ氏は「われわれの顧客は、iPadが近い将来、プレゼンテーション・ツールとなると期待している」と語っている。
また、iPhone 4ユーザーは、iOS 4.3のテザリング機能の恩恵を受けられる(訳注:ソフトバンクモバイルは未対応)。「特に出張の多い企業ユーザーには、大変うれしい機能だろう」と、ヘイズ氏は語った。「どこでも持ち歩ける携帯電話をパーソナルホットスポットとしても使えるのは、企業にとって有益。3G接続を複数用意せずに済むため、コストが節約できる可能性もある」と、同氏は分析している。

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