アプライアンスに相当するブレードで超高速UTM、フォーティネット − @IT(情報元のブックマーク数)

ブレードで速度を出したフォーティネット。機能ごとにブレードに分けるのは正しいのかもしれない。

フォーティネットジャパンは3月3日、フラグシップモデルであるシャーシ型UTM製品「FortiGate-5000」シリーズ向けのブレード、「FortiGate-5001B」を発表した。1台のアプライアンスと同等の性能を1枚のブレードに集約しており、高速な処理と低遅延性が求められるモバイル系通信事業者を中心に販売していく。
同社の「FortiGate」シリーズは、ファイアウォールVPN、IPSといった複数のセキュリティ機能を1台で提供する統合脅威管理(UTM:Unified Threat Management)製品。独自ASIC「FortiASIC」やコンテンツプロセッサ、ネットワークプロセッサといったハードウェア上に独自OS「FortiOS」を搭載している。ハードウェアとソフトウェア双方を組み合わせることで、パケットサイズに依存することなく高いパフォーマンスを実現することが特徴だ。
FortiGate-5001Bは10GbEを8ポート備えたブレードだ。1枚で、ファイアウォールスループットは40Gbps、IPSec VPNで17Gbpsを実現する。最大同時セッション数は1100万だ。これは、「(データセンター向けアプライアンスの)FortiGate-3040Bにほぼ相当する性能」(同社マーケティング プロダクトマネージメントディレクター 根岸正人氏)という。

アプライアンスに相当するブレードで超高速UTM、フォーティネット − @IT

480Gbps?!?!

FortiGate-5001Bは、FortiGate-5000シリーズにおいて、セキュリティ機能を提供するためのブレード。1枚あたりの性能としては、40Gbpsのファイアウォールスループット、17GbpsのVPNスループットを備えており、大型シャーシの「FortiGate-5140」には最大12枚まで搭載可能。
一方のFortiSwitch-5003Bは、ネットワーク通信機能を受け持つブレードで、これらを併用することにより、1筐体で最大480Gbpsのファイアウォールスループット、最大22GbpsのIPSスループット、最大1億3200万同時セッション、10Gigabit Ethernet×96ポートといった、けた外れの性能を持つUTMを構成できる。

フォーティネットが超高速UTMブレードを発表~最大480Gbpsのファイアウォールを構成可能に - クラウド Watch

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