「I love youワーム」から「ハクティビズム」まで……マカフィー、「サイバー犯罪の10年間」を振り返る | RBB TODAY (エンタープライズ、セキュリティのニュース)(情報元のブックマーク数)

McAfeeのサイバー犯罪の10年を振り返り記事が出ています。

マカフィーは、2日が日本政府が定めた「情報セキュリティの日」であることに合わせて、2000年から2010年までのサイバー犯罪の傾向を解説したレポート「サイバー犯罪の10年間」を発表した。
それによると過去10年間、インターネットの利用者は急増しており、2010年にはインターネットユーザーが20億人近くに達し、2000年の3億6100万人と比べて5倍以上に増加。これにともない、サイバー犯罪の件数も増加の一途を辿っているという。

「I love youワーム」から「ハクティビズム」まで……マカフィー、「サイバー犯罪の10年間」を振り返る | RBB TODAY

顕示欲から金銭欲、ビジネスへ、というのがこの10年かな。

10年前、2000年頃から出現しはじめた「ウイルス」は、作成技術を見せびらかすことが主目的で、金儲けのためのものは少なかった。2000年代半ばになると、ユーザーに大量の「スパムメール」を送信したり、「アドウェア」(広告を目的としたソフトウェア)を配信したり、広告に掲載された製品やサービスを購入させる目的で、サイバー犯罪者は金儲けの手段を練り始めた。PCにウイルスを感染させ、ユーザーの知らぬ間に遠隔操作、さらには大規模なネットワークを作り出す「ボットネット」も登場。そして新たな金儲けの方法として、企業のデータを盗み出し、そのデータを売りさばくビジネスもこの頃より始まった。
2000年代後半になると、ターゲットを絞ったサイバー攻撃が増加。サイバー犯罪者は「ソーシャルエンジニアリング」を悪用し始め、ユーザーが興味を持つような話題や問題を提示することで危険なリンクをクリックさせ、悪意のあるファイルやウイルスをダウンロードさせるようになった。現在、サイバー犯罪者は、本当の友人などから来たように見せかけた「フィッシングメッセージ」によって、ユーザーのアカウントやPCにアクセスしようと常に狙っている。最近の手口としては、自分のプロフィールを見ているFacebookユーザーに、虚偽のアプリケーションをダウンロードさせるというケースが確認されたという。

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