サイバー犯罪者の重点投資――2011年は詐欺やモバイルマルウェアに - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

オンライン詐欺の巧妙化が進むのとモバイル端末が目標か、、、確かに・・・・

2011年に予想されるセキュリティ脅威の特徴は、オンライン詐欺の巧妙化とモバイル端末を狙った不正プログラムの増加であるという。EMCジャパンとシスコシステムズがそれぞれ発表したセキュリティレポートでは、こうした傾向予測を一番のトピックスとして挙げている。
EMCのセキュリティ部門であるRSAセキュリティが発表した最新版の月例レポートによると、2010年に同社が確認したフィッシング攻撃は前年比27%増の20万3985件に上り、過去最多を記録した。特定のURLを必要としない詐欺サイトの展開や、金融以外のブランドを悪用する手口が増加し、2010年は「多種多様な犯罪手法が確立された年」と分析する。
またシスコは、オンライン犯罪市場では「マネーミュール」(金銭の運び屋)のニーズが高まっていると指摘する。犯罪者は捜査当局などによる追跡をかわす目的で、マネーミュールに銀行口座を開設させ、マネーロンダリング資金洗浄)を行っているという。既存の銀行口座を悪用するケースや、国家をまたいだ展開をみせるケースなど巧妙化が進み、「2011年にサイバー犯罪者が最も投資するのが詐欺攻撃」と同社の研究者は予想している。

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