巷に増殖中の「Free Public WiFi」にご注意を − @IT(情報元のブックマーク数)

Free Public Wifiアドホックモードに一度でもつなぐと、設定によっては自分がそのAdhocな接続ホストになっちゃうらしい。XP SP2の専用パッチで直ってるみたいだけど・・・

ところが最近、そうした無料サービスとは別に、「Free Public WiFi」などのSSIDを持つアクセス・ポイントの存在が話題になっている。海外では、数年前からこのFree Public WiFiの問題が話題になっていたが、最近、日本国内でもよく見掛けるようになっている。本稿では、この問題について取り上げ、解決方法なども紹介する。

巷に増殖中の「Free Public WiFi」にご注意を:「Free Public WiFi」問題への理解と対処 - @IT

最初に、平日の午後に東京の山手線を一周しながら無線LANの探索を行った結果の画面を示す。全部で1818個のアクセス・ポイントを捕捉したが、そのうち「Free Public WiFi」というSSIDを持つ無線LANは12個あった。また、別の日に新宿副都心で調べたところ、「Free Public WiFi」は捕捉しなかったが、「Free Internet Access」というSSIDを1個だけ捕捉した。

巷に増殖中の「Free Public WiFi」にご注意を:「Free Public WiFi」問題への理解と対処 - @IT

ところがWindows XPのSP3より前のバージョンで次の修正プログラム KB917021を適用していない場合、この部分の動作に問題があるという報告がなされている。まず、過去に接続したことがあり、「優先するネットワーク」の一覧にあるSSIDすべてについて接続を試行するが、それでどこにも接続できない場合には、優先するネットワークの一覧にあるうち、最初のアドホック・モードの無線LAN接続設定を使って接続を試行する。

これの何が問題か。もしも、SSIDの名前につられて「Free Public WiFi」ないしはそれに類する無線LANに接続したことがあると、そのためのアドホック・モードの接続設定がコンピュータに保存されているはずだ。そして、登録済みの接続設定に対応するインフラストラクチャ・モードの無線LANが見つからないと、その「Free Public WiFi」に対応するアドホック・モードの接続設定を使って勝手に発信を始めてしまうことになる。モードの違いを問わず、いったん作成した無線LAN接続設定は自動的に削除されないので、明示的に接続設定を削除するまで、この状況が続くことになる。つまりウイルスに感染したかのように、「Free Public WiFi」のSSIDが、接続した側のコンピュータから今度は発信されてしまうわけだ。

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