マスコミやGIGAZINEが伝えないマジコン規制の本当の恐ろしさ - P2Pとかその辺のお話@はてな(情報元のブックマーク数)

メモ。

産経新聞文化庁著作権法改正案をマジコン規制として伝えているのだが、文化庁から流れてきた情報を整形して流した情報のためか、マジコンという規制対象の1つに過ぎないものを針小棒大に取り上げ、規制全体の概要を説明しきれてはいない。マスコミが「伝えた」情報の真偽を批判的に見ることはメディア・リテラシーの文脈でよく語られることではあるが、マスコミが「伝えない」情報を考慮に入れるのはやはり難しい。
この規制の中心となるのは、『マジコン』という特定の品目ではなく、『アクセスコントロール』というアクセス制御技術の保護(回避の禁止)である。マジコンはアクセスコントロールを回避する機器の1つにすぎない。ただ、産経MSNの記事を見るに、アクセスコントロールという言葉が使われたのはただの1度だけで、一方マジコンという言葉は10回に渡って使われている。さらにこの規制がマジコン以外にどのような影響をもたらしうるのかについても、全く考察されてはいない。
ネットメディアのGIGAZINEも産経MSNの記事を元に記事を書いているが、アクセスコントロールという言葉はなく、規制の影響についても「厳罰化がマジコン販売以外の分野にどのような影響を与えるのか」と読者に投げっぱなしの格好で、この規制に関わる影響などの分析を加えているわけでもない。

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