asahi.com(朝日新聞社):剱岳救助、無線持たず難関ルート 映画で人気、遭難増加 - 社会(情報元のブックマーク数)

怖いなぁ、ブームも大切だけど、ステップを踏まないと危ないよなぁ。

救助後、地元上市署を訪れた一行によると、予備の食料は1日分あり、カイロも持っていた。テントの中では、しりとりをしたり雑談したりして過ごした。リーダーの男性は「救助で迷惑をかけてしまい申し訳ない」と話した。メンバーの女性は「装備は十分だったと思う」と話したが、携帯電話の電波が通じず、無線を携行しなかった点を反省していた。
北方稜線(りょうせん)は、むき出しの岩と針のような峰が連なる最上級者向けのルート。8人が立ち寄った剱岳南東側にある「真砂沢ロッジ」関係者によると、一行はヘルメットやピッケルなど基本的な登山装備は所持していたが、装備は比較的軽く、一般登山者のように見えたという。同ロッジの関係者は「もっと雨が強ければ、体温が奪われて命にかかわる事故になっていた恐れがある」と指摘した。
剱岳は昨年、作家・新田次郎の小説が映画化されるなどしたため、登山ブームの中でも特に人気が高い。入山者数の統計はないが、30年以上にわたって富山県警山岳警備隊に在籍し、現在は「剱岳早月小屋」の管理人を務める佐伯謙一さん(60)は「過去10年間で2〜3割増えた」と語る。

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