手順を共有していないから、改善活動が混乱する − @IT情報マネジメント(情報元のブックマーク数)

改善改善。原因を追究して改善。

原因分析のロジックツリーを使って、「縦(深さ)」と「横(広がり)」という2つのベクトルで問題の原因(真因)を突き止め、それを除去することによって、「問題の再発を根本から防止できる」と解説しました。今回は、そうした原因分析を基に、実際に業務改善を進める際のポイントを紹介しましょう。

手順を共有していないから、改善活動が混乱する (1/2) - ITmedia エンタープライズ

業務改善の型、まぁ、型なんてよりきちんと見直して改善しましょうよってことだな。

業務改善の段取りには、すでにある程度決まった「型」があります。一般に、業務改善の段取りの「型」は次のような手順になります。
1. 問題の特定と改善目的の確認
2. 原因の把握
3. 改善目標の設定
4. 改善案の作成
5. 改善案の実施
6. 改善効果の確認
一方、筆者が業務改善プロジェクトを支援する際のコンサルティングプログラムでは、以下のように、一般的な手順をさらに小分けにした9つの手順を踏んでいます。
1. 問題提起(違和感≪=問題意識≫を感じることを共有する)
2. 問題確認(提起された問題を具体化・定量化し、解決すべき問題を明確にする)
3. 目標設定(問題が解決された状態を暫定的に決め、その測定手段を明確にする)
4. 原因分析(問題を引き起こしている原因を特定する)
5. 改善策立案(原因を除去する解決策を複数考える)
6. 改善策評価(複数の解決策から1つの解決策を決定する)
7. 実行計画作成(解決への段取りを考える)
8. 実行(解決策を段取りにそって進める)
9. 評価(解決したかどうかを評価する)
ただ、「どちらの手順分けが正解か?」とか「どのような手順分けが正解か?」という議論はあまり意味がありません。実際に、問題解決や業務改善に関する複数の書籍を見ると、それぞれの書籍で独自の手順分けを提示していますが、どれも似たり寄ったりです。ですから、皆さんの会社で独自の手順があるのなら、それが一般的な型と大きく異なっていない限り、自社の手順分けを優先してください。

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