東北デベロッパーズコミュニティ設立二周年記念大居酒屋プレゼン大会に参加して地方と東京のIT勉強会について発表してきた(情報元のブックマーク数)

東北デベロッパーズコミュニティの設立2周年記念大居酒屋プレゼンに参加してきました。

そして、要望の強かった全国の勉強会や東京の勉強会、そして東北での勉強会についてしゃべってきました。
練習もせずに、5時間くらいで(適当に)作ったプレゼンが時間制限通り50分で終わったことに驚愕wwwwwwwwwwwww!

東北デベロッパーズコミュニティ2周年記念居酒屋プレゼンに参加した
昨年1周年記念カンファレンスに聴衆として参加したつもりが、
Ustreamのカメラ担当になっていたという衝撃のイベントから1年
今回は、居酒屋プレゼンで50分も貰ってプレゼンをしちゃいました。

プレゼン内容ですが、あまりにもグダグダすぎたので*1、公開なんてできませんが

IT勉強会カレンダーのメンテナや全国での勉強会主催という立ち場で勉強会の都道府県別分布や地方の勉強会・東京の勉強会の違いをお話して
地方の勉強会はどうやって参加者、ファンを増やしていくかという話をしました

でも、ぶっちゃけkanasanとkozawaさんがやってくれているので、そのBlogの内容の紹介でしたw(ありがとーー!)
「2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた (Kanasansoft Web Lab.)」
「延長戦:2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた | kozawa のたまに気になること」

実はkanasanと僕とは地方のIT勉強会について、日々激論を繰り返していまして、すごく似た意見を持っているように思えます。
そういう意味で、kanasanのこのBlogは僕の発言をすべて代弁くれている素晴らしいポストです。

kanasanのBlogより、地方の勉強会と関東の勉強会の違い、このあたりは常にkanasanとやり取りをしていて共通認識。割合に関しては実際わからないが、人数が苦労せずに集まるのは確か。

Twitter上で次のようなTweetをした。

『関東でイベントや勉強会を行なって結果失敗しても、流行っている分野であれば、次回も参加者は集まる。失敗した回の参加者は次は参加しなくても、新規の参加者が見込まれる。まさに参加者の使い捨て。』
『地方のコミュニティにとって、勉強会・イベントの失敗は死活問題。このため一回一回に真剣に取り組んでいる印象がある。関西でもこの傾向があったので、それ以外の場所ではもっと必至だろうと充分予測できる。』
『関東でも真剣にやっているところもあるけど、適当にやっているところの割合が高いと思う。』
『時間を割いて来てくれた参加者が満足してくれているか、何かを得て帰ったか、刺激になったか。勢いで開催して、参加者の事を考えていないところの割合が高め。』

2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた (Kanasansoft Web Lab.)

なので、東京の勉強会は参加者を消費している。これも同意見。

地方では、参加者の事を考えずに開催をしていても、そのうち参加してくれる人がいなくなるような事も書いたのだけど、これらを理解してもらえる人が少なかった。
(まあ、確かにかなり刺激的な書き方になっているのでその点は反省。)
首都圏に引っ越してきてから思ったのは、東京の勉強会は主催者市場であり、地方のそれは参加者市場であるということ。

2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた (Kanasansoft Web Lab.)

一方地方では・・・・有料で会場を借りて40名を超えないとペイできない。よって、、、がんばるわけだ。

その上、リピートしてくれないと、人を増やさないと存続の危機。なので自然とリピートしてもらうような環境を作らないといけない。

地方での開催では、定員が30名以下でも、よっぽどの事がない限り開催直前までスカスカだ。
会場を有料で借りている場合、赤字を覚悟する必要も出てくる。
主催者側は当然焦り、八方で告知を行なう。
関西の場合、開催前日や締め切り直前に参加申込が増える傾向があると、過去の経験から感じていた。
関西でさえこれなのだから、関東・関西以外の地域では、さぞかし参加者集めに苦労していることと思う。
地方で勉強会に参加する層は少ないため、リターン客を増やさないと開催の継続も難しくなってしまうだろう。
必然的に、参加者の満足度を考えることになる。

2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた (Kanasansoft Web Lab.)

集計は、kanasanのBlogを見てもらいたいが、実際に半数以上が東京で開催された勉強会であったとの事。まぁ、僕も登録時に自然に[東京]と打った後、よく見返して[宮城/仙台]とかに変えています・・・それほど東京が多いです。

集計して予想外だったのは、一年間に全国で開催された勉強会/イベントの総数は3957回、うち東京で開催されたものは2044回で、なんと半数以上が東京で開催されていた事である。
誤差を考えても、約半数が東京での開催と考えて構わないだろう。
正直愕然とした。

2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた (Kanasansoft Web Lab.)

で、kozawaさんの分析。やはり東京の一極集中の多さを指摘されています。

では、分析に入ります。人口比で見ても、やはり東京の一極集中は著しいです。IT業界の人・企業その他団体の集中もあり、またイベントにも依りますが、全国から(時には北海道から沖縄まで、そして海外も)の参加者を最も見込めるのは自明です。

他に見て取れると思われる傾向は、地方でも中核都市を抱えた都道府県は、人口比で見て多めの開催になっています。それに該当しなさそうな都道府県にも少なからず抜かれているので断言は難しいですが、土地・人の流動から言って、(東京もある意味該当しますが、それを除くとして)、愛知、大阪、福岡はこれに該当しそうです。京都は人口比で言うと随分多い数値と言えるかもしれません。これは大阪(ともすると神戸も)に近く、関西圏からの集客も見込める条件があって、かつ場所もしくは(/かつ)人の面で開催に恵まれているのではと推測します。

延長戦:2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた | kozawa のたまに気になること

今度はここがポイントで、神奈川、千葉、埼玉は完全に東京に飲み込まれています。これは僕も思っていますし、千葉の人が勉強会を開催したい!という意見も出てきています。高見さんも同様かな。今後は分離していくのかな?

逆に東京という確固たる中央が存在する近郊は、神奈川など大都市があっても多い傾向はみられません(むしろ東京に集まって少ないくらい。関東の大都市をターゲットとして東京が飲み込んでいるイメージすら)。

延長戦:2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた | kozawa のたまに気になること

島根!島根!島根!さすがですな。

上記以外の特異点としては、島根が挙げられます。Rubyの存在、そして自治体ぐるみの取り組みと言ってよいのではないかと思われます。

延長戦:2009年06月から2010年05月までに開催された勉強会の数を都道府県別に集計してみた | kozawa のたまに気になること

入口勉強会のススメ

まぁ、ぶっちゃけ、まだまだIT勉強会が広まっていないので、入口勉強会という感じでIT勉強会のファンを増やす必要があります。
東京では勉強会に参加してくれる母集団が大きいですが地方では参加する母数が少ないため、自分の会社の知り合いを連れて行きたくなるような、参加者志向の勉強会を開催して、勉強会参加者、勉強会に興味を持つ人を増やしていく事が必要じゃないかという話をしました。
その後、IT勉強会に興味を持ってもらって、もっと詳細な勉強会をやりたい人がいたら、一歩先をいく勉強会をやってみたらどうでしょう?
という話をしました。

最近流行っている特徴的な勉強会

  • もくもく会(!=ヤニーズ会)
    • 北海道開発オフに代表される形式の勉強会
      いつも会社→帰宅→メール→疲れて寝る→会社という日常になってしまい、新しいことをやろうにも心の余裕がない人が多いと聞いたりします(愛媛で聞いた気がします)。
      そこで、非日常な時間・空間に自分を持って行って、日ごろできない事を「もくもく」とやる勉強会が面白いという話をしました。
      ○○ Hack-a-thonだと○○技術に特化してやったりしますが、自分がやりたいテーマを「もくもく」とやるノンジャンルなもくもく会が参加者にとって良いのかもしれませんね
  • ノンジャンルの勉強会
    • これは東北ではIWDDやwanir.jpなど、北海道のHakodate.*、長野のNSEG、全国ではわんくま同盟勉強会で開催されているジャンルにこだわらない勉強会のことです
      様々なジャンルの人(RubyPHPPerlJava、インフラ)などの技術者の集合体である地方の勉強会参加者が楽しめる勉強会としてノンジャンル勉強会がよいかもしれません
      講師によって言語が変わったり、インフラの話を聞けたりします。これは参加者にとって広い知識、新しい技術の一片が見れるよい機会になると思います。
  • 手を動かす勉強会
    • Hack in the Cafeというがあって、実際にHackerJapanを読みながら書いてある内容を手を動かしてみんなで実践する勉強会です

その地方にあった勉強会のテーマや展開

    • 東北の勉強会では参加者があまり質問をしたりしてくれませんでした、そこで第2回東北情報セキュリティ勉強会にてグループディスカッションを開催して、参加者に声を出してもらう場、交流してもらう場を提供したところ、結構反響がよかったです。東北の実直な人柄(1メートルの信号のある横断歩道で車がいなくても、青信号まで待つ実直さ)なので、声を出して会話してもらい、色々な立場の人の意見を聞くのは、効果的だと思います

その他

質疑応答で、東北で仙台→盛岡→会津若松と勉強会をやってみて、仙台の勉強会はどうですか?と聞かれました
これに関しては、仙台は人口が多いのに参加者が少ない。もっと参加者が増えてほしいという話をしました
確かに仙台は人口が多いのに30名くらいしか集まらず、学生へのリーチもすごく遠い感じがします
というかTDCがせっかくあるのに全然リーチできてない気がします。(これはぶっちゃけすぎたので、現場では言いませんでしたがw)盛岡や会津若松はこのあたりの連携がしっかりしている(IWDDや会津クラスタ)ので、人口の割に参加者が多いんじゃないかと思います

強制的にまとめてみたのはこんな感じかな。

  • 東京の勉強会のコピーはだめ!
  • ファンを作る
  • ファンからリピータへ
  • 参加者が参加者を連れてきてくれる勉強会へ
  • 学生支援
  • 毎年1歳年を取るコミュニティにならないように!
  • 企業ユーザへのリーチ
  • 勉強会の名前は堅くしたほうが企業ユーザは入りやすい
  • IT勉強会入口勉強会
    • まだ地方ではIT勉強会が一般化したとはいえない状況で(東京ではかなり浸透しているとは思いますが)、経験的には企業にいる1%程度が外の勉強会に出てくる状況でしかありません。
      その参加人数を増やしていく努力として入口勉強会というので人数を増やしたらどうでしょうかね。

自己紹介

居酒屋プレゼンを始める前に、自己紹介を提案して、皆さんに自己紹介をしてもらいました。
これも、声出し効果と自分で言っていて、始まって30分で声を出さなければ、1日声を出さない。というのがあるので、自己紹介をしてもらいました。
まぁ、いい感じで場はあったまったのが良かったです。はい。

あんまりないけど当日のつぶやき

アナウンス

東北デベロッパーズコミュニティ設立二周年記念大居酒屋プレゼン大会を開催します!

東北の地に技術者コミュニティを!という掛け声の下に
東北デベロッパーズコミュニティ(TDC)が産まれ、おかげさまで早二年。
皆様への感謝の意を込めて二周年イベントを開催することにいたしました。
日程は6月26日(土)です。

一周年のときはカンファレンスの形式でしたが、今回は趣向を大きく変え、
好評を持って迎えられている居酒屋プレゼン大会で二周年を祝います。

居酒屋プレゼンは、ライトニングトークと呼ばれる5分程度の
ショートプレゼンの発表を聞きながら、
楽しく飲み食いしようというコンセプトのイベントです。

東北デベロッパーズコミュニティ設立二周年記念大居酒屋プレゼン大会のお知らせ - TDC - ニュース - 東北デベロッパーズコミュニティ(TDC)

参加した人のBlogとか

お菓子!お菓子!!!でも、美術館面白いですね。

私のLTは「なんか面白そうだけど、ちょっと難しいぞ? と思うような内容が混じってくる」というキャラになっているようです。
今回で言えば6枚目のスライドですね。
そのキャラはこれからも変わらないでしょう。


まっちゃだいふくさんのお話、面白かったです。
あとお菓子美味しかったデス。

http://materia.jp/blog/20100627.html


色々話をしましたが、片平さんに声かけしてもらえなければ行くこともなかったわけで、本当に感謝です。

今回は、スペシャルゲストにまっちゃさん(id:ripjyr)をお迎えしてLTの前に、勉強会について講演してもらいました。
地方で勉強会やってる人には非常に参考になるお話だったと思います。
まっちゃさんがこれまでにやってきてのノウハウ、参加して感じてきた事、東京と地方の勉強会の違い、実際の統計データと、TDCにとっても、貴重な話でした。
ぜひ、今後につなげたいですね。

TDC設立二周年記念大居酒屋プレゼン大会 - 仙台 Ruby Vim JavaScript フリーランスプログラマ



やっぱり自己紹介だよ!自己紹介!それにしても楽しかったです!

TDC2周年記念居酒屋プレゼンを26日(土)に開催しました。

今回私はプレゼンなしで、お手伝いのほうも運営間でうまく分担されていたので純粋にいち参加者として楽しむことが出来ました。

参加者は各種勉強会に見える面々で、如何にもコアメンバーといった感じでした。

第1回のときのような「よそよそしいイベント」とはうってかわってTDCとしての色が出せたのではないでしょうか。

t-shojiのトライポッド日記

ほんまにお久しぶりでした!あんなので良かったのかな?!

まっちゃさんとも1年ぶり挨拶を交わせて、地方勉強会のいい話も聞けたので
よい時間が過ごせたと思います。
今後のTDC活動としてのモチベアップとお休み中の組込み勉強会の開催のヒントにも繋がりました。

t-shojiのトライポッド日記


参加できなかった人のBlogとか

ありゃぁ。。。残念・・・

まっちゃだいふくさんの日記。写真がたくさん。おお!アレは四角い魚マークのビル(某会社のビルね)の近くのビル。そこでやった催しと言えば・・・「東北デベロッパーズコミュニティ設立二周年記念大居酒屋プレゼン大会」行きたかったなぁ・・・LTやってみたかったなぁ。一緒に行ってみると行ってくれた知り合いは写真からはどうやらいなかったようです。悲しい。今日は仕事。21:00に無罪放免でした。(まぁ、仕事が無くても別件で行けなかったのですが)

行きたかったなぁ・・・ - nigredoな日々 〜 arcanum.jpの出張所 〜


写真とか

































screenshot

*1:サッカーを見ながら作ろうと思ったらサッカーに集中しすぎて作れなかったwww。資料は5時間くらいでやっつけ仕事・・・