組織の多様化を進める - 青野社長直伝 グループワーク マル得活用術:ITpro(情報元のブックマーク数)

創業当初は同じ意思を持った人と一緒にやっていく、組織が大きくなると、違う人を集めて組織を作る。

例えば、「大きなチャレンジをしたいこと」や「寝食を忘れて働くことをいとわないこと」、「給料がなくても、夢があれば貧乏生活に耐えられること」です。これは、3人とも同じ価値観でした。ゼロから起業し、事業を大きく育てるということは簡単なことではありません。まず、事業が安定軌道に乗るまでは、自分の生活を犠牲にしていく覚悟がなければなりません。創業者の3人は、これらの共通点をもっていたおかげで、サイボウズをスムーズに立ち上げることができたのだと思います。
しかし、社員を増やしていくにつれ、この共通点は薄れていきました。最初は、それがとても残念でなりませんでした。大きな夢を持っているのだから、実現のために自分の生活を犠牲にしても仕方がないのではないか。とことんまでやり抜く覚悟を持つべきではないか。
ただ、同じ性格の人たちを永遠に集め続けるのは難しいことです。新しい社員を採用できなければ、事業を拡大することはできません。
そこで、私は発想を変えることにしました。同じ人を集めるのではなく、違う人を集めてもうまくいく組織にするという発想です。そう発想を切り替えた瞬間に、すべてのメンバーが魅力的に見えてきました。

組織の多様化を進める | 日経 xTECH(クロステック)

誠実さや共通のビジョンか・・・確かに。

組織が拡大していったとき、本当に全員が共通してもっておくべきものは、1つか2つくらいではないでしょうか。「誠実さ」であったり、「共通のビジョン」であったり。求めるものは人それぞれです。そのことを理解し、その人に合った報酬を提供できれば、全員が幸せで働ける。そのような会社をこれからも目指していきたいと思います。

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