ソフト会社に明日はない? - 田中克己の針路IT:ITpro(情報元のブックマーク数)

ソフト会社の苦難の年かも・・・本当に大変そうだ。。。クラウド化とか

グローバル化が最たる例である。実は、グローバル化で実績のあるソフト会社はほとんどない。海外拠点がないのだから、現地サポートができるはずはないし、提携先があってもオフショア開発にとどまっている。このような体制で、ユーザー企業がサポートを頼むだろうか。
クラウドサービスもそうで、本気で取り組むとは思えない。クラウドの進展は請負の受託ソフト開発を激減させる可能性があり、そこを収益源とするソフト会社にとっては両刃の剣である。ある中堅ソフト会社の経営者は「従来ビジネスでの成功体験があるので、ビジネスモデルは変えられない」と語る。減収減益であっても赤字ではないので、役員にも社員にも危機意識はないというのだ。
だが、クラウドサービスなどの影響により、国内の受託ソフト開発市場は間違いなく縮小していく。
成長機会を得るためにグローバルに打って出るのも必要だろうが、まずは足元を固めることだ。例えば「受託ソフト開発からITサービスへ、ビジネスモデルの転換を5年以内に達成する」と設定し、1年目、2年目、3年目に取り組むことを決め、着実に方向転換を進める。どんな技術に力を入れ、どの事業に注力し、どんな方向に進むのかを決断するのは、経営者の役割である。今、ソフト会社の経営者は決断力と実行力が問われている。

ソフト会社に明日はない? | 日経 xTECH(クロステック)

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