Red Hat Enterprise Virtualization 2.2は「あと2週間で登場」 - Enterprise Watch(情報元のブックマーク数)

RedhatがIaaSもPaaSにも仮想化で対応するらしい。

Red HatはIaaSもPaaSもサポートする」

ピンチェフ氏は、Red Hatの好調の成績を上げつつ、「なぜクラウドRed Hatが採用されるのか」について語った。
まず、Red Hatが不況下でも成長を続けているというデータを上げ、特に日本ではソフトウェア産業の成長率が5.1%のところ、Red Hatの成長率が58.5%と著しいという数字を紹介した。
それを受けて「オープンソースビジネスは誰でも参入できるが、重要なのは顧客に付加価値を与えること」と語り、実例として東京証券取引所のアローヘッドなどのミッションクリティカル分野で導入が進んでいる例を紹介した。そうした中で、Red HatLinuxのOSだけではなく、仮想化技術KVMミドルウェアJBoss、管理技術などを統合的に持ち「インフラのソリューションを提供する会社になってきている」と説明した。
これがRed Hatクラウドで使われる理由だ、とピンチェフ氏は言う。ピンチェフ氏によると、クラウドでいうIaaS(Infrastructure as a Service)はつまり仮想化であり、PaaS(Platform as a Service)はつまりミドルウェアである。Red Hatはこの両分野をサポートし、クラウドという言葉のなかった2003年から「Any Application, Anywhere, Anytime」(すべてのアプリケーションに、どこでも、いつでも)という「これこそクラウド」というメッセージを掲げてきた、とピンチェフ氏は述べた。

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OS仮想化→アプリ仮想化→アプリ自動化って面で言うとRedhatはアプリまで十分行っているとは思えないが・・・レイヤが違うのかなぁ・・・

コーミア氏は、アプリケーションをクラウド化するステップを3つの段階に分けて説明する。まず第1段階はサーバーを仮想化して柔軟性や統合化を進める「Consolidate」。これを十分にサポートするのはRed HatVMwareマイクロソフトの3社のみだとコーミア氏はいう。
第2段階は、プライベートクラウドを構築してスケーラビリティや自動化を進める「Automate」。ここで、PaaSを実現するのに十分なミドルウェアを持たないVMwareが条件から外れるとコーミア氏は語る。
第3段階はパブリッククラウドを利用する「Utility」。ここで、自社のプラットフォームのみをサポートするマイクロソフトが条件から外れるとコーミア氏は述べる。そして、顧客にとっては物理的な環境からクラウドまでアプリケーションを書き直すことなくシームレスに利用できることが重要であり、これをサポートするのはRed Hatだけだと主張した。
管理技術も重要だ。Red Hatの仮想化プラットフォームRHEVは、新バージョンを「あと2週間でリリースする(日本ではそれより後)」とのことで、仮想デスクトップ(VDT)のサポートも含まれる。

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