主要ブラウザーのフィッシング検知率は約8割「一定効果が期待」 -INTERNET Watch(情報元のブックマーク数)

小宮山さんだぁーー!PhishTankのデータからブラウザのフィッシング対策の有用性を確認したとのこと。

フィッシングサイトのURLを収録するデータベース「PhishTank」から1000件、JPCERT/CCに報告されたフィッシングサイトから305件のURLを取得し、ブラウザーごとの判定精度を集計した。
海外のフィッシングサイトが中心のPhishTankについては、2010年1月25日から1月29日までURLを取得。各ブラウザーの平均有効検知率は、Firefox 3が91.3%と最も高く、以下はSafari 4が84.7%、IE8が81.9%、IE7が80.6%と続いた。
日本を標的としたフィッシングサイトが多く届けられるJPCERT/CCについては、2009年12月1日から2010年2月5日までに報告されたURLを取得。有効検知率は、1位がFirefox 3で81.4%、2位がIE8で81.2%、3位がIE7で80.3%、4位がSafari 4で73.5%だった。

主要ブラウザーのフィッシング検知率は約8割「一定効果が期待」 -INTERNET Watch Watch

5日連続でフィッシングURLが生きていたことに驚き。まぁ、残骸は残るもんか。

今回の調査結果についてJPCERT/CCの小宮山功一朗氏は、「いずれのブラウザーも8割近くの有効検知率だったことから、ブラウザーのフィッシング検出機能は一定の効果が期待される」として、積極的な利用を呼びかけた。
その一方、ブラウザーが活用するURLのブラックリストは、最新の情報が反映されるまでに時間がかかるため、同一のURLを5日間連続で検証したところ、いずれのブラウザーも初日の検知率が低く、小宮山氏は「依然としてユーザーへの注意喚起が必要」と語る。

主要ブラウザーのフィッシング検知率は約8割「一定効果が期待」 -INTERNET Watch Watch

フィッシング対策ガイドライン2010年度版が出たそうです。

フィッシング対策協議会ではこのほか、フィッシング詐欺の標的となるサービス事業者と消費者の双方の観点から対策をまとめた「フィッシング対策ガイドライン」2010年度版を公表した。PDFファイルが同協議会のサイトから無料でダウンロードできる。
事業者向けには「顧客が正規メールとフィッシングメールを判別可能とする対策」や「顧客が正規サイトとフィッシングサイトを判別可能とする対策」など、消費者向けには「怪しいメールを見分ける」や「フィッシング詐欺に遭ってしまった時」などのカテゴリーでそれぞれ対策項目をまとめている。
各対策の重要度については、「実施すべき(◎)」「実施を推奨(○)」「場合によっては実施すべき(△)」の3段階で参考表示している。2010年度版では、事業者向けの対策として、「ログイン履歴の表示」を強く推奨しているほか、「ブラウザーのパスワード保存機能の禁止」を推奨している。

主要ブラウザーのフィッシング検知率は約8割「一定効果が期待」 -INTERNET Watch Watch

当然パスワードは覚えさせてないですし、必要なサイト以外はあまり近づかないようにしていますねぇ。

あとクッキーとか履歴も毎回終了時に削除。IEは出来る限り使わない(IEの履歴がいやんなのでw
メールの添付は知り合いだけしか開かない(これ危ないな)。URLはクリックしない。くらいはしてるかな。

2010年版においてはマルウエアがブラウザのアカウント管理機能を用いて保存されている情報を窃取している現状を踏まえたことや、フィッシングによりアカウント情報などを詐取された消費者が自ら気付くシステムを構築することが望ましいことから、新規に 2 要件を定義しました。

  • ・パスワードのブラウザへの保存ついては禁止する(推奨)
  • ・アクセス履歴の表示

サービス事業者の方々におかれましては自社サービスにおけるフィッシング対策の促進・充実を図っていただき、消費者の方々におかれましてはフィッシング詐欺に対する正確な知識を持つことによる的確な対応に役立てていただければ幸いです。

http://www.antiphishing.jp/wg/wg821.html

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