asahi.com(朝日新聞社):穀物からプラスチック? 化学大手、脱・石油へ加速 - ビジネス・経済(情報元のブックマーク数)

三井化学が食部からのプラスチック生成で、数年で商業生産を目指しているそうです。

化学大手が、石油資源を使わない素材の開発を加速させている。植物由来の原料への転換に加え、二酸化炭素(CO2)そのものを原料に使って化学品を生み出す取り組みも本格化する。いずれも実用化できれば、CO2排出量の削減が期待できるという。
三井化学茂原分工場(千葉県茂原市)の施設では昨年春から、穀物などから取り出した糖類を大腸菌の力でプラスチックの原料にかえる実験が進む。高さ1メートルほどの培養槽内に、遺伝子を組み換えた大腸菌を入れて糖類を発酵。一部の糖類からは高純度の原料を生み出せた。数年内の商業生産入りを目指す。将来は、廃糖蜜(砂糖精製後の残り液)など食べられない植物由来品を原料にする方針だ。

http://www.asahi.com/business/update/0418/TKY201004180221.html

CO2と水に分解するプラスチック。

化学大手では、土に埋めると水とCO2に分解するプラスチックの原料生産について、三菱化学がタイの化学会社と提携を検討中。今夏にも共同事業化で合意する方向だ。その原料を現在の石油から、サトウキビなどの植物由来のものに切り替えていく。CO2を吸収する植物由来のため、分解後のCO2排出量と相殺されるという。(寺西和男)

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