Business Media 誠:吉田典史の時事日想:どっちが優秀なの? 人事異動が多い人と少ない人 (1/3)(情報元のブックマーク数)

はい、以前断りました(wwwww

「会社により、異動の意味は当然、違ってくる」と前置きする。そのうえで、中堅・大企業などビジネスモデルが確立している会社での異動は「会社として社員に新たな能力を開発する場を与えるもの」と位置付ける。そして「異動の多い人はその中身や異動の期間にもよるが、昇進していく軌道にある程度は乗っていると見ることができる」という。

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中堅堅実ってのは、このあたりから。

これは私が感じ取っている分類となるが、「社員数150人以上」「売上50億円以上」「創業10年以上」といった条件を2つ以上満たせば、その会社は中堅企業と言えるのではないかと思う。もちろん、社員数1000人以上は大企業と言っていいだろう。
中堅・大企業の異動は、定期的(少なくとも年に1回)、全社員を対象に行っているケースが多い。林さんが指摘しているのはこの異動のことである。例えば、営業1部→営業3部→営業企画部などと移り、係長→課長補佐→課長と昇進していくならばその人は「軌道に乗っている」と言える。

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メモメモ。ホウレンソウ重要(違

異動の数が多ければその社員が「軌道に乗っている」とは言えない場合もあるのだ。私がこういう社員を観察していると、20代のころからその気配を漂わせている。特に会社員としての自覚に乏しいタイプが目立つ。例えば、上司に報告・連絡・相談をすることなく、1人で仕事を進めていく。それで悪びれたものがあまりない。こういう人は上司から追い出され、いくつかの部署を転々としていく。気の毒だが、30代になると早くも「軌道から外れた人」になるのかもしれない。

吉田典史の時事日想:どっちが優秀なの? 人事異動が多い人と少ない人 (2/3) - ITmedia ビジネスオンライン

一方ベンチャーは、5−6年在籍、問題がある人を部署変更。

「全員が1つの部署に5〜6年以上は在籍し、ごくまれに問題がある人のみをほかの部署に移すぐらい。ほとんどの社員がこういうやり方に慣れ親しんでいる。ここで強引に定期異動を行うと、職場がぎくしゃくしてくる。私は異動は必要だと思っているが、いつも次の年への課題となっている」

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まずはお金がないと、無駄に異動とかもできない。当然だな。

取材をしていると、多くの中小企業は売り上げや利益を安定的に捻出(ねんしゅつ)することすら、不十分であることがうかがえる。このあたりができていなくて、毎年、異動を行うことはやはりできないだろう。ただし、成長が著しいベンチャー企業は状況が違ってくる。前述の林さんは、ベンチャー企業については次のように答えていた。

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結局は思っている通りってことか。

「異動の回数が多い人は優秀で、少ない人はダメな人?」と問われれば、私は次のように答える。

  • 中堅・大企業:異動の回数が多い人は軌道には乗っているが、その中身が大切。脈絡のない異動や昇進が伴わない場合は、ダメな人。
  • 中小企業:異動の回数が多く、しかも脈絡のない異動はダメな人。
  • ベンチャー企業:「異動の回数が多い人は優秀で、少ない人はダメな人」と言い切ることはできない。ただし、脈絡のない異動はダメな人。
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