Weekly Memo:クラウド時代のセキュリティベンダーの行方 (1/2) - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)
クラウド側もセキュリティ対策が必要(当然ですな)
RSAセキュリティの山野修社長は先週8日、同社が開いた記者懇談会でこう語った。対策として「セキュリティもネット経由でサービスとして提供するなど、クラウド環境への対応を急がなければならない」と強調し、セキュリティベンダーとして次のような取り組みが求められると説いた。
クラウド時代のセキュリティベンダーの行方 (1/2) - ITmedia エンタープライズ
まずは、ポイントソリューションからエコシステムによる対応への移行だ。
「これまでセキュリティベンダーは、対策が必要な分野にそれぞれの製品をポイントソリューションとして提供してきた。そのためにユーザーからすると、対策が分散し、非効率で一貫性がなく、高コストなものになってしまいがちだった。これを解決するためには、ベンダー各社が連携して透過的なエコシステムを構築していく必要がある」と山野社長は訴えた。
クラウドのセキュリティ対策がセキュリティベンダーの今後の生命線。
マルチベンダーになるとその対応、保障、保守が大切ってことだな。
「もはやセキュリティは、サーバインフラやシステム運用管理の分野と境界がなくなりつつある。クラウド環境ではその傾向が一層強まるだろう。たとえセキュリティにおけるトータルソリューションを保持しているとしても、そうした分野と境界を越えてどれだけ深く連携するかが、これからのセキュリティベンダーの生命線になる。ベンダーによっては独立系のスタンスから、クラウド事業を旗印にした企業連合を形成するところが出てくるのではないか」
クラウド時代のセキュリティベンダーの行方 (2/2) - ITmedia エンタープライズ
この点については、山野社長も「セキュリティ、サーバインフラ、システム運用管理の垣根がなくなってきているのは確かだ。ここ数年の動きをみると、サーバベンダーがシステム運用管理ソフトベンダーを傘下に収めたり、セキュリティベンダーがシステム運用管理ソフト事業に乗り出したりしている。クラウド環境でそれらの連携を一層深めることは、今後の強力な差別化戦略になるかもしれない」と同調して語った。