「技術というバトン」 - Every day create your history(情報元のブックマーク数)

d:id:haradats:detailの素晴らしい言葉、こういう記事が社内SNSで出るところが素晴らしい企業だ。

北京オリンピックで、見事銅メダルに輝いた男子400mリレーの活躍に胸を躍らせた方は多いと思います。その立役者であり、同競技をもって引退された朝原さんは勝因について、「最高のタイミングでバトンを渡すことができた」と語っています。
それは長年におよぶたゆまぬ研鑽とチームワークの賜であったと思うのですが、タイミングが重要なのは何もバトンに限らず、たとえば技術開発でも同じことが言えると思います。企業における技術開発は、それが事業に利することを狙って行われますが、あまり身近で既に実用に近い内容では差異化になりませんし、反対に先を行きすぎていても(というほど先を行くことは難しいのですが)、かえって事業に結びつけにくいことがあるでしょう。また、技術開発は、先が見えないから行うわけですから、やってみた結果途中であきらめてしまうものもあるわけです。
そう考えると、企業における技術開発成果を本来の目的である事業に活かすのは、まさにバトンを渡すのに近い難しさがあるように思います。バトンは渡す人と受け取る人があって、両者のタイミングが合って初めてうまく渡すことができます。
リレー選手が現役で活動できる期間が長くないように、技術開発においてもランナーとして走ることができる期間は限られています。自分が用意してきたTOMOYO Linuxというバトンが、うまく渡せると良いと思っています。

「技術というバトン」 - よそ行き顔で

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