これからの情報検索は“捨てる”技術--国会図書館の長尾氏が講演:ニュース - CNET Japan(情報元のブックマーク数)

出版物を全部アーカイブする国立国会図書館の苦悩。小さな自費出版が献本されなかったり電子出版などもある。

今後は「この対象をどこまで広げていくか。短期間に消えてなくなることがあるネット上の情報に対処する技術も必要」と長尾氏は語った。
国立国会図書館は現在、すべての紙の出版物に対して献本を義務付けているが、今後は電子納本の検討もしていると話す。だが、その一方で「出版社が出すものだけが出版物とは限らず、その定義づけが難しい」と現状の問題点を説明する。
「現在は数十部から100部以上の不特定多数を対象とした出版物を仮の定義としているが、自費出版も含めて納本の対象にしていきたい」と将来的な意向が明かされた。
さらに長尾氏は、ネット上の情報における重要な課題の1つとして、正確さや信頼性の確保を挙げた。「いまやインターネットの情報は図書館と同じようなもの。信頼性こそが図書館にとっての最後の砦」と述べ、図書館が主体となって行うアーカイブ化の意義を主張した。その上で「だれもが安心して情報を集めたり、アクセスしたりするために、ネット社会においては法律のようなある程度規制するものも必要ではないか」と提言した。

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検索する非とのことを考えて捨てる努力か、、、捨てるのはロジックで捨てるんだろうなぁ。

また、情報検索における重要な課題について長尾氏は、「ロングテールの情報をどう見るか。検索結果の上にある情報がいちばん重要というわけではない」と語った。「Googleで10万件ヒットした検索結果は、検索していないのと同じこと。今後は“集めない情報”や“捨てる情報”をどうするかが課題。Googleでさえも10年後に今と同じ方法で情報を集めているかは疑問」と予測した。

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