ネットワンに聞く、仮想環境でのFCoEの可能性 - Enterprise Watch(情報元のブックマーク数)

先日仮想化勉強会でも言われていましたが、FCoE。かなり注目されているみたいですのでメモ。

ストレージネットワークで注目されるFCoE
データセンターにおいて、ストレージやサーバー間を高速接続する際、FC(Fibre Channel)プロトコルが一般的に使われている。だが、仮想化技術の普及などにより、ネットワークトラフィックが増大した結果、FCの最大伝送速度4Gbps、最大伝送距離10kmという壁を乗り越えなければならない必要性に迫られてきた。
そこで、クローズアップされているのがFCoEだ。FCoEでは、FCフレームをイーサネットフレームにカプセリング化してイーサネット上で動作させるので、その相互接続性によりイーサネットの、例えば10Gbpsというより高速広帯域なども利用できるようになる。
FCoEに注目が集まるのは、こうしたパフォーマンス面からの理由だけではない。例えばデータセンター内では、ストレージネットワーク以外にも汎用イーサネットLANが構築されており、FCoEであれば両ネットワークそれぞれに必要であったスイッチや配線等を簡略化できる。これにより、管理の容易性や経費節減といったメリットも得られる。

ネットワンに聞く、仮想環境でのFCoEの可能性 - Enterprise Watch Watch

ケーブリングも含めて考えると、FCoEが楽。らしい。今後に期待ですね。

「同じレートのI/Oを出すのであれば、リソース消費が低いFCoEの方がいいでしょう。また、VMwareで仮想環境を構築する場合、VMotion用インターフェイス、管理コンソール用インターフェイス、ストレージネットワーク用インターフェイスが必要です。さらに冗長化も配慮すると、それらだけで6本といったように簡単にインターフェイスが増えてしまいます。FCoEであれば、各インターフェイスのために十分な帯域を確保でき、かつリンク統合のもと極めてシンプルなネットワーク構成を実現できます」(ネットワン 営業推進グループ ソリューション本部 エンジニアリングサービス部 第4PFチーム エキスパートの藤田雄介氏)と、仮想環境でのFCoEのメリットを紹介。
iSCSIはレイヤー3までカバーされているので、今後IPv4からIPv6が本格化したときのケアを念頭においておく必要があります。また仮想環境でのモビリティ、例えばVMwareのVMotionの場合、同じデータセンターやマシンルーム内であればiSCSIとFCoEでの差異は考えなくてもいいが、データセンター間ではそうはいきません。例えば、災害対策などデータセンター間での接続を考えると、FCoEではレイヤー2ベースでデータセンター間ネットワークを延長できシンプルにすむし、この間で仮想マシンを異なるネットワーク環境に移しても、FCフレームのイーサネットフレームへのカプセリングというFCoEそもそもの技術が優位性を発揮し、IPアドレスもそのまま使えます」(藤田氏)。つまり、データセンターでの仮想化が今後さらに進めば、FCoEの優位性が高まるということだ。

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