情報処理推進機構:情報セキュリティ:セキュリティ検査言語OVAL概説(情報元のブックマーク数)

IPA脆弱性情報をOVALで公開していれば、脆弱性確認を半自動化できるような言語を開設したドキュメントを出したとのこと。

ソフトウェアに脆弱性が発見されると、製品ベンダ、セキュリティベンダなどが提供する文書によって作成された脆弱性対策情報に基づき、手作業でその脆弱性がコンピュータに存在するかどうかを確認する場面はまだまだ多く見られます。OVALは、このような文書による脆弱性対策情報を、機械処理可能なXMLベースのOVAL言語で記述します。
OVAL言語で作成された脆弱性対策情報(以降、OVAL定義データ)は、そのOVAL定義データを解釈するプログラム(以降、OVALインタプリタ)を用いて機械的に処理することで脆弱性対策のための確認作業の自動化を可能とします。また、OVAL定義データは、OVALリポジトリとしてデータベース化することにより、利活用の促進が図られています。
OVALを用いると、脆弱性対策のための確認作業の自動化により管理工数の低減ができるようになります。また、文書という脆弱性対策情報と手作業による確認作業で発生しうる漏れを防ぐことができ、情報システムの資産管理への適用など、情報システムの全般の管理にも役立てることができます。

セキュリティ検査言語OVAL概説:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

MyJVNによるコンピュータのバージョンチェックソフトSecuniaPSIみたいなものを出したそうで、それはOVALに対応とのこと。

MyJVNバージョンチェッカはOVALインタプリタとして動作し、コンピュータにインストールされているソフトウェア製品のインストール有無、インストールされているバージョン情報をOVAL言語で作成したOVAL定義データに基づき検査することにより、マルチベンダ環境でのソフトウェア製品のバージョンチェックを実現しています。
また、MyJVNバージョンチェッカでは、製品識別子としてCPE名を利用することで、脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」で公開するそれぞれの脆弱性対策情報との関連付けを可能としています。

セキュリティ検査言語OVAL概説:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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