【セキュリティ24 第12回】“抜け穴”が狂わせた担当部長の人生(後編) : [連載]追跡!ネットワークセキュリティ24 - Computerworld.jp(情報元のブックマーク数)

なんかリアルなありがちな話。不正まではいかないがこういうことをしている、ちょっと知っている人がやりそうな内容ですね。

「ああ、でもウチの部署の場合は、困ったことは大抵間宮さんに聞いて解決しちゃうからな。珍しく外出の予定が入っていたみたいで、今日は欠席してるけど」
「間宮さん……ですか? すみません、存じ上げないのですが、昔システム部門にいらっしゃった方ですか?」
「いやいや、古株の営業担当部長だよ。もう50すぎなんだけど、昔からコンピュータが好きらしくて、いろいろと詳しいんだ。毎日遅くまで残業して、パソコンで何か作業してるみたいだよ」
「へえ、そうなんですか。お会いできなくて残念です」
「ああ、でも会えなくてよかったかもな。間宮さんはちょっと変わり者で、ウチの会社のシステムが大嫌いらしいんだ。ここが使えないとか、どうせシステムをわかってないヤツが作ったんだとか、システムの文句ばっかり言ってるよ……、おっと、悪かったな」
「ああ、いえいえ。そういう方にこそ、一度率直なご意見をうかがいたいですね」
「まあとにかく変わり者だから、いざ会ってみるとゲンナリするかもしれないけどな、ガハハハ」
坂上と山田はもう一度礼を述べ、首都圏営業部を後にした。帰る道すがら、坂上は間宮という人物のことがずっと気にかかっていた。

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