Hadoop Conference 2009 Tokyo Report:高まるHadoopの導入機運、日本のHadooperが集結 - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

Hadoopユーザ会による、Hadoop Conference 2009 Tokyoが開催されたそうです。

10月2日に米国・ニューヨークで「Hadoop World」が開催された時点で、11月には東京でも、という話が浮かび上がっていた。そのわずか2週間後、10月16日の金曜日にHadoopユーザー会からの開催通知メールが配信されると、週明け20日の朝には200名の定員が埋まってしまうという盛り上がりをみせ、日本のHadooperたちが胎動していることを感じさせた。

高まるHadoopの導入機運、日本のHadooperが集結 - ITmedia エンタープライズ

ログ解析という利用方法や色々今後Hadoopが活用されそうですねぇ。

今回のカンファレンスで注目されていたのは、Clouderaからの発表だけではない。楽天をはじめとする、日本国内における先進的なHadooperと目される企業が、どのようにHadoopをとらえ、また、どこまで研究や開発を進めているのかを知るために、今日のオーディエンスたちはこの場に集まってきている。
まず、楽天の河村圭介氏が壇上へ上がり、同社の取り組みついて語った。周知のとおり、国内最大級のインターネットリテールを展開する楽天は、そのサイト内に約3万店舗を有し、4000万種類の製品を販売しているという。そして、2008年度には、4700万人の登録ユーザーを持ち、8447万件の受注を受けている。
Hadoop Worldでも語られたeBayの事例と同様、楽天でもログ解析と、リコメンデーション、ランキングなどを目的としたHadoopの調査と研究が行われているという。それは、従来の処理効率/耐障害性/スケーラビリティ/開発生産性などの向上という、同社のブロードな方針の一環として取り組まれるもので、データ管理のためのROMAと、データ処理のためのHadoopの利用が推進されているという。

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OSSの流れは止められず無益な競争の回避か・・・一つになると競争がなくなるが、どうなんだろうか。

冒頭に述べたように、オープンソースの流れは止めようがなく、また、ITの民主化を推し進める力強さを備えつつある。Hadoop Conference Japanの一週間後にニューヨークで開催された「Open Web 2.0 Expo」でティム・オライリー氏が、無益な競争の回避を唱えたことは賞賛に値するが、こうした彼の発言は、2009年4月にサンフランシスコで開催された 前回の Open Web 2.0 Expo に遡ることで、その言わんとすることがより明確に理解できる。つまり、ITが成長してスマートになるということは、企業や国家の枠を越えて、人類に貢献することにほかならないと、彼は言っているのだと思う。
ClouderaによるHadoop提供が軌道に乗りかけた時期と、オライリーによる発言のタイミングが重なることに、筆者は何らかの因縁めいたものと感じざるを得ないのである。世界の動向と同期する、この日本でのうねりが、これからも勢いを保ちつつ、また、ユーザーを第一に考えたエコシステムとして成熟していってほしいと願って止まない。このカンファレンスの前日に、ビシーリア氏が満面の笑みで明るく言い放った「あしたは“Big Day”だ」という言葉が、いまもなお、心地よく耳に残っている。

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