2009年度日本OSS貢献者賞、授賞式を開催 − @IT(情報元のブックマーク数)

おめでとうございます!!!

日本OSS貢献者賞は、日本におけるオープンソースソフトウェア(OSS)の振興/普及を目的に設けられた賞で、OSSの開発および普及に貢献した個人を対象にしている。これまでに、Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏やUSAGI Projectの吉藤英明氏、YARV開発者の笹田耕一氏、GRUBの奥地秀則氏らが受賞してきた。
今年度の日本OSS貢献者賞受賞者は、Linuxカーネル開発に携わり、Kernel Watchの執筆も行っている小崎資広氏、Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏、Linuxカーネルに取り入れられたカーネルクラッシュダンプやディスクI/O制御/仮想化に携わったフェルナンド・ルイス・バスケス・カオ氏、PostgreSQLに関する日本語ドキュメントの整備を行っている本田茂弘氏の4名。

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LOCAL++!!!おめでとうございます!!!

団体では山形県寒河江工業高等学校・情報技術科と北海道のコミュニティLOCALの2団体が選出された。

2009年度日本OSS貢献者賞、授賞式を開催 − @IT

小崎さんすげぇよなぁ。凄い方とお話できているだけでも僕は幸せ者です。

小崎氏は「Linuxカーネルの開発は難しくなりすぎて、若い人がなかなか入ってこないことが世界的に課題。そこで、開発者を増やしていこうという活動を展開中だ」と述べた。
同氏は、Linuxカーネルメーリングリスト(LKML)での議論を通じた自身の経験を踏まえ、言葉が通じないというのは言い訳に過ぎないし、通じなければ再度投稿すればいいと指摘し、参加を促した。例えば、Linusの右腕とまで呼ばれるAndrew Morton氏だが、スレッドの流れの中で、そのオーストラリア英語が「分からない」と言われることがあるという。そもそもLinus氏にせよMorton氏にせよ、はたまた著名なLinux開発者であるAlan Cox氏にせよ、母語が異なり、メールの中で使う単語もまったく異なる。そこに各国の開発者が絡んでくるのだから、一種のカオス状態になるのは当たり前。「日本人が使う英語だけが変というわけではない。『旅の恥はかきすて』モードで参加を」と述べた。
また、若手開発者の発掘/参加という意味では、夏に開催された「セキュリティ&プログラミングキャンプ 2009」の意義は大きいとも述べた。同氏はこのキャンプに講師として携わったが、参加した学生が実際にパッチを開発し、LKMLに投稿まで行った。「中学生ハッカーを排出したのは日本だけ。これは誇っていいことだと思う」(小崎氏)。

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