サービス実行基盤「WebOTX」の強化について(2009年10月26日): プレスリリース | NEC(情報元のブックマーク数)

NECでは、WebOTXをクラウドのサービス基盤として位置づけているようです。

NECは、このたび、クラウド・コンピューティング(注1)を支えるサービス実行基ミドルウェア「WebOTX」を強化し、「WebOTX V8.3」として本日から販売活動を開始致します。
今回発表した製品の強化のポイントは、(1)アプリケーションサーバ製品における運用性の向上とバッチ処理の効率化、(2)アプリケーション統合を容易に実現するサービスインテグレーション製品の強化、(3)仮想化環境に対応した新たなライセンス体系の導入であり、それぞれの特長は以下のとおりです。
(1)アプリケーションサーバ製品における運用性の向上とバッチ処理の効率化

  • 高可用/高信頼なサービスを実現するアプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」において、複数台のサーバに対して一括で環境設定が可能な運用管理機能を新たに追加。仮想化などによりサーバ台数が増加した場合でも、設定ミスを軽減し運用性を大幅に向上する。
  • Javaバッチプログラムに対応したアプリケーション実行基盤「WebOTX Batch Server」を新たに製品化。オープンソースのSpring Batchフレームワーク(注2)を活用し、プログラムの起動性能を大幅に改善した。本製品は、ソフトウェア開発環境「SystemDirector(注3)」やジョブ管理ソフト「WebSAM JobCenter(注4)」とも連携し、Javaバッチシステムの開発から構築・運用までをサポートする。

(2)フロントエンドならびにバックエンドのアプリケーション統合を容易に実現

  • フロントエンドマッシュアップ基盤として、複数のシステムを1つのポータル画面に集約する企業情報ポータルソフトウェア「WebOTX Portal」を強化。国内主要ベンダで初となるポートレット(注5)の最新仕様(注6)への対応により、ポートレット間連携が強化され、業務システム連携が容易になる。またあわせて、同製品を活用したシステムにおける開発方法論を整備し、ポータルシステムの開発を効率化する。
  • バックエンドマッシュアップ基盤として、システム間連携を行うソフトウェア「WebOTX Enterprise Service Bus(以下、ESB)」を強化し、高度な経路制御を実現。これにより、負荷分散と連携先の切り替えが容易になり、連携するシステムの一部で障害が発生した場合でも速やかに代替システムへの切り替えが可能となり、耐障害性が向上する。

(3)仮想化環境に対応した新たなライセンス体系の導入

  • アプリケーションサーバ「WebOTX Application Server」において、物理サーバ単位でのライセンス体系を新設(注7)。仮想化により仮想サーバの台数やCPU/コア数が変動した場合でも、追加のライセンス料は不要となりライセンス費を従来比約64%(注8)削減できる。
サービス実行基盤「WebOTX」の強化について(2009年10月26日): プレスリリース | NEC

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