Hyper-Vで“管理ツールが無償”、マイクロソフトの戦略 − @IT(情報元のブックマーク数)

この不況の中とても楽しい値段を出してくださっている。確かにデータセンターとかでは安価になるが・・・

マイクロソフトは9月8日、Windows Server 2008 R2に搭載する仮想化機能Hyper-V 2.0に関して、新たな販売支援戦略を発表した。その1つは新たなライセンスパッケージだ。
「Enrollment for Core Infrastructure」(ECI)と呼ばれるこのパッケージはWindows Server 2008 R2 Datacenter EditionにSystem Center Server Management Suite、Forefront for Client Securityを組み合わせたもの。
マイクロソフト サーバープラットフォーム ビジネス本部 業務執行役員 本部長の五十嵐光喜氏は、Windows Server 2008 R2のライセンス体系を発表した際に、Datacenter EditionはCPUベースのライセンスであり(さらにゲストとして使うWindows Server 2008 R2は無制限)、仮想化を使ったサーバの統合度にかかわらず、効率的なライセンス支払いができると説明していたが、ECIでもこれを踏襲しているため、ユーザー企業は面倒なことを考えずにサーバ仮想化プロジェクトを進められると話した。
Select Cライセンスで、この3製品を個別に40 CPU分購入する場合の料金合計は約4200万円だが、ECIで購入すると約3100万円になるという。興味深いのはマイクロソフトが示した図だ。これを見ると、通常のWindows Serverライセンスの合計とほとんど変わらない料金で、管理ツールも手にすることができることになる。これは、「Windows Server 2008 R2では仮想化機能は無償だが、管理ツールに金が掛かる」といわれないようにするための対策だと解釈できる。つまり事実上追加コストはほとんどなしで、物理環境の代わりに仮想化環境を導入できるというわけだ。なお、このパッケージは40 CPU以上でしか購入できない。

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