bp special ECOマネジメント/ナショナル ジオグラフィック・スペシャル(情報元のブックマーク数)

太陽光発電じゃなくって、太陽熱発電らしい。太陽光をパイプに集めてオイルを熱して蒸気経由で発電するそうです。

太陽熱発電所ネバダ・ソーラー・ワン」が間もなく動き始めようとしていた。1km2の敷地に並べられた曲面鏡が、まるで光の運河のようにいくつもの長い列をなしている。これはトラフ式太陽熱発電という方式で、「トラフ」とは細長い溝を意味する。鏡の枚数は全部で18万2000枚以上。夜間は下を向いていた鏡が、上を向いて太陽を追いかけようとしている。

 「今日はまずまずの晴天になりそうです」と、制御室のオペレーターが言った。発電の仕組みはこうだ。まず太陽光を曲面鏡に反射させ、その上に延びる鋼鉄の集光パイプに集める。パイプ内を流れるオイルは最高400℃にまで加熱され、巨大なラジエーター(放熱器)に送られる。そこでオイルの熱を使って蒸気をつくりだし、タービンと発電機を動かす。

 この発電所が供給する電力は最大64MW(1MW=100万W)。一般家庭なら1万4000戸、ラスベガスのカジノでも数カ所をまかなえるほどだ。「蒸気をつくった後の工程は、通常の発電所と同じです」。施設責任者のロバート・ケーブルはそう言うと、通りの向こうにあるガス火力発電所を指さした。

http://premium.nikkeibp.co.jp/em/ngs/75/index.shtml

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