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納得感のある会議を作るファシリテーションの役割

第1回目は、議論における「納得感」についてです。

会議などをやっていて、なんとなくしっくりこない、結論に反対というわけでもないのだけど、なんとなく全面的に賛成という気持ちになれない、ということがよくありませんか。あるいは、会議の議長役をやっていて、なんとか全員で合意に達しようとしているが、メンバーの顔色がもう一つスッキリしない。誰も声をあげて反対を唱えないけれど、なんだか微妙な空気が流れている。

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黙っているので同意じゃなくって、恐れて反論が出せない状況を作ることが問題

例えば、以下の2つの表現。印象が全然違うと思いませんか。
A:「飲みニケーションが少ないと、職場の風土が悪くなりますね」
B:「飲みニケーションが少ないと、職場の風土が悪くなると思うんです」
Aは、飲みニケーションが少ないと、職場の風土が悪くなるに違いない職場の風土が悪くなるのは明らか、職場の風土が悪くなるのは常識という風に聴こえます。つまり、相手の同意が前提になっている表現なのです。
こういうふうに言われると、「そんなことないよな」と思っていても言い出しにくくなり、そのままみんな黙っていると、全員が同意したような構図になってしまいます。そこで、「違うと思いますけど」と口に出して言ってしまうと、自分一人だけがメンバー全員の同意に反論しているように感じます。
Aの断定的な表現は、自分の主観的な意見への同意を無意識に強制していることになるのです。これが小さな不満として蓄積されていきます。
逆にBの表現は、飲みニケーションが少ないと、職場の風土が悪くなると私は思うんですが、皆さんはどう思いますか?という風に聴こえ、全員の同意を前提としていません。ですから、「違うと思うんですけど」と言いやすくなります。そういうコミュニケーションが行われていると小さな不満は残りません。

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勉強になる。ちょっと今後気をつけてみよう。リーダー感とファシリーテーション。共存は難しいな。

議論に臨む際には、まずは、自分の発言における文末の表現に注意しましょう。「こういうときは〜だ」という断定調ではなく、「こういうときは〜だと私は思います」という一人称の表現を多用するようにしましょう。

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