「BIND 10」では、named.confが無くなる? -INTERNET Watch(情報元のブックマーク数)

BIND10は振るスクラッチで作り直ししたとのこと。へぇー

「BIND 10」開発プロジェクトは、ISCのプログラムマネージャーのもと、10名あまりのメンバーで構成される。多くはISCからの参画だが、JPRSから技術戦略室の藤原和典氏とシステム運用部の神戸直樹氏の2名がソフトウェアエンジニアとして参画する。ソフトウェアエンジニアとしては、中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)からも2名が参画予定だという。藤原氏と神戸氏はすでに6月下旬、ISCで開かれたミーティングに出席。「BIND 10」の設計に関する議論やユーザーニーズについての情報共有を行ってきた。
「BIND 10」開発を決めた背景には、「BIND 9」が拡張に次ぐ拡張で現在に至っているため、フルスクラッチに近いかたちで、もう一度最初からソフトウェアをきれいに作り直す目的があったという。
「BIND 9が設計されたのは1999年と古く、ソースコード中のコメントやドキュメントが少ないために、ソースコードの再利用が困難になっています。ISC内の開発スタッフしかメンテナンスや機能拡張を行えないということで、大きな問題になっています。」(神戸氏)

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ISCも公開されつつあるとのこと。

開発を進めるにあたっては、ISCがWikiベースのWebサイトを用意し、開発者向けの情報を公開。また、メーリングリストや、チャットが行えるJabberのサーバーも用意している。JPRSでは、こうしたツールを用いてISCとコミュニケーションをとりながら議論を進めていくとともに、定期的にISCに出向いてミーティングすることも考えている。

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IPv6であったら当然同時に動かすことになることでしょうね。

DNSサーバーだけでなく、DHCPサーバーも同じ基盤の上に載せてモジュール化することを考えています。DHCPだけということではなく、他の機能にも広がっていくと思いますが、まずはDHCP機能をモジュール化してBIND 10の枠組みの中で提供します。また、権威DNSサーバーとキャッシュDNSサーバーを完全に分離し、機能のオン・オフを簡単に切り替えられるようにする構想もあります。」(神戸氏)

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修正はXMLとツールで、、、か、、、、動的更新が多くなると思いますが、XMLで苦労しているTomcatApacheの違いみたいに逆に苦労しないかなぁ・・・

「BIND 9では、named.confというテキストファイルで設定を行っており、あるシステムをバックエンドにつないで使う場合、必ずテキストファイルを出力しなければなりませんでした。もっと機械的なフォーマットがある言語の方がデータのコンフィギュレーションをしやすいため、BIND 10ではそういう仕組みを提供するということです。」(藤原氏
そこで検討しているのが、NETCONFというプロトコルだ。ISCでは、このプロトコルを用いて、XMLコンフィギュレーションを記述し、それをネットワーク越しに書き込むような手法を意識しているという。

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