相互接続、相互運用を目指す新しいInterop――村井純氏:Enterprise:RBB TODAY (ブロードバンド情報サイト) 2009/08/05(情報元のブックマーク数)

Interopの生まれ変わりを目指すとの事。実際の技術の実験の場。

村井氏は、1988年ごろからInteropの開催や運営に係わっており、今回のイベント主催者の交代によって、Interopの生まれ変わりを目指すとした。なぜ、そのような変革が必要なのかという点については、Interopの本来担っていた役割をあらためて強化したいからと説明した。そもそもインターネットが学術ネットワークから商用ネットワークに発展していったとき、企業や研究者の新しい技術や製品が、実際の市場やインターネットでどの程度使えるものなのかを実証実験する場がInteropだったという。
 Interopという言葉も「Interoprability(相互運用性)」という言葉からきている。これは、さまざまな仕様の機器やシステムを連携させて動作させるということだ。新しいルーターやスイッチ、サーバーソフトウェアがIPネットワーク上でどのように相互接続できるか、それによってどんなサービスが構築できるかを企業どうしが、あくまで市場からの目線で評価しあい、研究しあう場だった。

相互接続、相互運用を目指す新しいInterop——村井純氏 | RBB TODAY

仕様と現実、結構うまくいかないことはおおいもんです。

IETFRFCという方式でインターネットの仕様を決める基本的なポリシーによるものからだという。インターネットでは、ラフコンセンサスとワーキングコードが重要視される。つまり、仕様の詳細はラフでもいいが、実際に動作するコード実装や製品の提示がなければRFCとして採用されない。紙の上で詳細まで決める一般的な国際標準とは違う文化ということだ。

相互接続、相互運用を目指す新しいInterop——村井純氏 | RBB TODAY

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