ぼったくり被害の日本人、伊政府の招待辞退 ;NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース−各分野の重要ニュースを掲載(情報元のブックマーク数)

大人だ。35歳男性すごいおとなだ。

ローマの有名レストランでこのほど日本人観光客2人が法外な値段を請求されるトラブルがあり、イタリア政府は30日までに、おわびのため政府の費用負担で再び同国を訪問してほしいと呼び掛けたが、2人は「イタリア国民の税金を使うことになる」として招待を辞退していたことが分かった。ANSA通信が伝えた。

 2人は茨城県つくば市に住む男性(35)とその恋人で、6月に有名レストランの昼食でサービス料115ユーロを含む計694ユーロ(約9万3000円)を請求され、支払い後に警察に届け出た。警察が詐欺容疑で捜査するとともに、ローマ市が同店を「衛生管理違反」を理由に閉店させた。

 ニュースはイタリアで大きく報じられ、事態を重く見た同国のブランビラ観光相が公開書簡を発表。「本当に申し訳ない」と2人に謝罪した上で、イタリアへの招待を申し出ていた。男性は同通信の記者に対し、イタリア滞在についてレストランの一件以外は素晴らしい経験だったとして、自らの費用で再訪したいと語った。

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