asahi.com(朝日新聞社):情報流出、法律間に合わず 摘発「奥の手」頼り - 社会(情報元のブックマーク数)

情報漏洩に関する法律が間に合ってなくて、著作物違反という裏ワザ逮捕。

警視庁によると、東京都八王子市の無職川嶋一洋容疑者(50)は「ウィニー」のネットワーク上で入手した日本IBMの仕様書を、さらに別の共有ソフト「シェア」で送信し、流出させた疑いが持たれている。同庁はこの仕様書を著作物ととらえ、同社の権利を侵害したと判断した。生徒約2千人分の個人情報は仕様書と一緒に圧縮ファイルに入った状態で、シェアのネットワークに流出させたという。個人情報ではなく仕様書を流出させた行為について立件する、いわば「奥の手」だった。

 「共有ソフトによる情報流出は故意と過失の見極めが証拠上難しい。だからといって見過ごすことはできず、現行のあらゆる法律を駆使して取り締まっていくしかない」と同庁幹部は話す。

http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY200907290413.html?ref=rss

悪いことすれば捕まるという大前提ってことだな。

国立情報学研究所客員教授の岡村久道弁護士(情報法)も「情報セキュリティーの法整備はまだまだ遅れている。著作権法違反での摘発が続くのもそのためだ」と指摘。一方で「(同法違反が)安易に摘発の道具のように使われることに危うさも感じる。事案の悪質性とのバランスをどう考えるかが問題だ」という。

http://www.asahi.com/national/update/0729/TKY200907290413_01.html

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