Kasperskyサポートを盲信するな!(1): 高機能サロン管理システム★さまれぼ!★開発日記(情報元のブックマーク数)

問題を解決するためのサポート。どうあるべきかと言うことよりも問題を解決することに注力してしまった例。

まず、KIS7で「実行ファイルが変更されている」メッセージが変なタイミングで表示される問題で問い合わせた際の回答について。このおかしな現象について知りたい方は、こちらの記事などをご覧いただくとして、サポートからの回答には「Kasperskyの設定をリセットする」方法が記載されていた。まず、これを試してみる。

手順に従って作業すると、IEOperaなどのブラウザやBeckyメーラなどを実行しても「実行ファイルが変更されている」メッセージが表示されなくなった。これが初めてのKasperskyサポートへの問合せで、回答が丁寧なものだったこともあり、これで解決したと喜んでいたのだが、すぐに裏切られることになる。
設定をリセットした数日後、Operaをバージョンアップした。そしてネットにアクセスしたのだが、何もメッセージが表示されない。おかしいと思いつつKIS7のファイアウォールの設定を見ると、フィルタリングが「最小限度のセキュリティ」になっていた。
すぐに「学習モード」に変更して再度Operaでアクセスすると、ファイアウォールの設定ダイアログが出た。そして他のアプリケーションによるネットアクセスでも同じメッセージが表示された。結局、ファイアウォールがほとんど機能していなかったことになる。そんな危険な状態で、何日間もネットにアクセスしていたわけだ。

セキュリティレベルを落とす「最小限度のセキュリティ」に変わることは当然書いておくべきで、それを怠ったサポートのためにコンピュータが危険にさらされる結果となってしまった。
http://excomp.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/kaspersky1-5956.html

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