ITのコミュニケーションが失敗する理由(3):ノウハウを出したくない心境 (1/2) - ITmedia エンタープライズ(情報元のブックマーク数)

へぇー知識の共有がイントラでは図れなかったとのことで、原因は売れるノウハウを共有したくない、占有したいという考えからだそうです。

イントラネットに改修に改修を重ね、ファイルサーバ、ブログ、ポータル、BBSといったものを統合したイントラネットが出来上がった。

 しかし、それでも情報発信を進んで行う営業担当者はいない。そこで、イントラネットの運用責任者自ら社内を奔走し、内線で営業担当者と話し込み、いろいろなキーマンに直接会って交渉を重ねた。

 情報発信はスムーズにはいかなかったが、それでも直接交渉の甲斐あって、少しずつ情報が増えていくことになった。営業担当者から発信してほしい情報には、成功体験や失敗体験といったノウハウにかかわるものもあるが、一方でプレゼンテーションに使った資料といったものもある。売れる営業担当者がどのようなプレゼンテーション資料を使っているのか、といったものはぜひ共有したいものだ。

 だが、社内にライバルがいるといった意識の中で、その資料を共有させることは容易ではない。何とか理解を得られたとしても、公開する場所がなくてはいけない。ファイルサーバの奥底では探すのも大変だ。

 同社では、アマゾンのユーザーインタフェースを勉強し、お勧め商品のように、最近アップされたプレゼンテーション資料を紹介するといった工夫を凝らした。しかし、これを自動化するのは難しい。ファイル名だけでは中身の工夫が分からないからだ。そこで、イントラネットの運用責任者が中身を確認し、また資料を作った担当者にヒアリングをかけ、創意工夫した点が分かるように公開することにした。

ノウハウを出したくない心境 (1/2) - ITmedia エンタープライズ

社内Twitterかぁ・・・いらねw

Twitterであれば、そういった精神的負担を回避できる。またTwitterを使うことで、アイデアベースの内容をゆるく発信してみることができる。電子メールで発信するとなると、きちんと整理しなくてはならなくなり、中には資料まで添付してくる。発想を必要とする企業の場合、そうではなくスピードを重視することが多い。そういった企業では、Twitterのような文字数が制限されているくらいが良いのではないかと考えている。
情報発信、情報共有という言葉だけでは、何を発信したいのか、あるいはしてほしいのか。何を共有してほしいのかが分からない。各部門、あるいは経営層を巻き込んで、どういったことが問題であり、何をしたいと考えているのかをはっきりさせる必要がある。そしてそれは、電子メールを送るだけではなく、きちんとオフラインのミーティングを行うべきだ。

ノウハウを出したくない心境 (2/2) - ITmedia エンタープライズ

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