徹底した3S活動 すごい町工場を見た:ITpro(情報元のブックマーク数)

すばらしい、3S対応で文書管理をシステム化を社長が設計して実装、そして3秒で取り出すことが出来るようにしたそうです。

古芝社長は常々,書類探しは仕事なのだろうか?という疑問を持っていたそうだ。忙しそうに書類を探していると一生懸命仕事をしているように見えるが,実はまったく利益を生まない無駄な作業である。枚岡合金は書類の3Sに取り組み,平均30分かかっていたのを10分に短縮した。

 ところがいくらきちんとバインダーに整理しても,10分が限界であることが分かった。机から保管棚まで歩いて行き,背表紙を見て該当するバインダーを取り出す。そして目当ての書類を探して取り出し,コピーして原本を返し,机に戻る。これだけのプロセスがある限り,さらなる短縮は難しい。

 古芝社長は,この壁を破るにはITによる文書管理しかないと考え,自分でシステムの設計・開発に取り組んだのである。エンドユーザーがシステム開発にかかわることはよくあるが,社長自らというのは珍しい。実はこの社長の視点でのシステム開発が,枚岡合金のすごさの一つなのだ。

 社員がシステムを設計する場合,自分の仕事中心の部分最適になりやすい。ところが社長の視点は全社が対象で,全体最適が考慮される。枚岡合金では「情報は誰でも必要なときに3秒で取り出すことができる」という目標を掲げた。この「誰でも」にはシステムが苦手な高齢者も例外としない。

徹底した3S活動 すごい町工場を見た | 日経 xTECH(クロステック)

screenshot