標準カーネル統合間近!TOMOYO Linuxの足跡:第3回--TOMOYOを支えた人々 - インタビュー - ZDNet Japan(情報元のブックマーク数)

TOMOYO Linuxお疲れ様!そしてこれから頑張れ、コミュニティな人からのメッセージらしい

USAGI Project 吉藤英明氏さんのTOMOYO Linuxに対するコメント。
TOMOYO Linuxにとって転機の2年、USAGI Projectでも3年だったらしい

でも、忘れてはならないのは、TOMOYO LINUXの中の人が、はてなキーワード経由、Google検索経由で、TOMOYO Linuxのページをチェックして、コメントを入れ続けたことも、ユーザを増やした素晴らしいコミュニティ活動だろうと思う。
中の人との距離を近くする活動、このTOMOYO Linuxの活動は見習うべきであろうと思う。

メインライン化を目指してからここまで至るのに2年を要したが、私は当然の時間だと思っている。むしろ2年でここまでこられたのは早いと思う。コミュニティの一部になるためには、自分たちの何かを捨てなければならない。開発者本人たちがコミュニティを受け入れ、その一部となる気持ちに変わるためには、必要な時間だったと私は考えている。我々がIPv6プロトコルスタックのメインライン入りを目指したときは、3年程度かかった。そのノウハウはTOMOYOでも生かされているのではないだろうか。

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その通り、これが終わりではなく、スタート地点なんですよね。頑張ってください!

今回のTOMOYOlinux-nextへの統合は、ひとつの区切りとして喜ばしいものだと思っている。コミュニティに貢献する姿勢が示されたことを、James Morrisが認めたということだから。ひとまずはおつかれさまと言いたい。だが、これは終わりでなく始まりだということも忘れないで欲しい」

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スタジオブックマーク 代表 伊藤正宏氏 スタジオブックマーク 代表 伊藤正宏氏 、あれ、社長になってる!

ってのはおいておいて、

2007年のYLUGカーネル読書会で紹介されて以来、ずっとTOMOYO Linuxを応援し続けてきたコミュニティの人々がいる。その中の1人である伊藤氏は、コミュニティの魅力と力をTOMOYOに教え、ある意味、もっともプロジェクトチームの意識を変えた人物といえるかもしれない。彼に当時の話を聞いた。
 「カーネル読書会TOMOYOの開発者が来るという情報が流れると、常連の参加者たちは色めき立った。当時、Linuxコミュニティの間では、すでにTOMOYOの名は知れわたっていたが、実際にその開発者に会ったことがある人は、ほとんどいなかったからだ。読書会には60人以上が集まり、興味津々でTOMOYOチームを待ち構えていた。

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よっしー(id:hyoshiok)のコメント、デビューに過ぎずメジャーを目指せ!うん、いい言葉だ!

「しかし、それはまだ、デビューしたに過ぎない。TOMOYOが本当の意味でのメジャーになるためには、今後ますますプロジェクトの継続的な努力が必要だと思う。しかも、それは非常にたいへんな努力でもあると思っている。その意味は2つある。
ひとつは、今後、さらに高い技術力が求められるであろうこと。そして、それ以上にたいへんなのは、ビジネスと折り合いをつけながら続けていく必要があることだろう。
企業の中では、これらの技術をビジネスモデルとセットにし、ビジネスにつないでいかなければ持続しないことも事実だ。また、技術と新しいビジネスモデルが両輪となってブレイクスルーしていくことが、今の日本にとって一番必要なのではないかと思っている」

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執行取締役登場!やっぱり、ここまでメジャーになることも少ないと思うが、うまく波に乗ったというのが僕も感想としてもっている

ビジネスとして波に乗れるまで頑張ってもらいたいですね。(まぁお金の話をしないから、波に乗れているというのもあるんだけど)

「当社がこれまでも力を入れてきたオープンソースと、今日ますます重要な技術分野となっているセキュリティの2つの領域において、技術開発本部が培ったTOMOYO Linuxの成果が国際的に認められたことはたいへん嬉しいことだ。メインラインに正式に入った暁には、TOMOYOのメンバーに『ご苦労様』といいたい。
メンバー自身はもちろんだが、それ以上にソニーの上田さんやカーネル読書会の吉岡さんを始めとするコミュニティの方々の応援があったからこそ、ここまでがんばれたと思っている。そして、これらの方々に恵まれたことが、TOMOYOの幸せでもあったと思う。
メインライン化のその先では、ビジネス展開へのチャレンジも考えている。

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ソニーの上田さん、この言葉うまい表現だ。さすがですね、これからが勝負!頑張れ!

これまでもLinuxでは、さまざまなチャレンジが行われてきた。その多くが淘汰される中で何かが残り、その繰り返しの中で、最後まで残ったものだけがLinuxの中に定着し、次のLinuxとして引き継がれていく。このいわば『Linuxの生態系』の中では、使われ、新たに提案され、進化していかなければ、たとえメインラインに入っても淘汰されてしまう。
TOMOYO Linuxは、今、この『Linuxの生態系』の入り口に立ったばかりだ。その意味で、TOMOYOの未来は今後、TOMOYO Linuxを使った人たちが、それに対する評価や提案をコミュニティに向けていかに発信してくれるかどうかにかかっている。
それはもはやプロジェクトチームやNTTデータだけの問題ではない。これまで以上に周囲を引き寄せ、新たに進化するためのコミュニティを育成していかなければならないということだ。

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