標準カーネル統合間近!TOMOYO Linuxの足跡:第1回--コミュニティの熱い力 - インタビュー - ZDNet Japan(情報元のブックマーク数)

偉業!原田さんやコミュニティの人たちの偉業をたたえる記事。

TOMOYO Linuxは、NTTデータが開発した「セキュリティ強化Linux」として、2005年11月11日にSourceforge.jpオープンソースとして公開された。Linuxの標準カーネル(2.4/2.6)をベースにポリシーの自動学習機能を独自に備えた強制アクセス制御機構(Mandatory Access Control)を実装している。今回、メインライン化が実現すれば、Linuxセキュリティ強化の実装としてすでに統合されているSELinux、SMACKに続き、TOMOYO Linuxは3番目となる。

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DISられて伸びるTOMOYO Linux

「その方針を転換するきっかけとなったのは、Linuxコミュニティの方々からの強力な後押しと支援があったおかげだった。コミュニティの存在なしに今回の成果を語ることはできない」と当時を振り返り、TOMOYO Linuxのプロジェクト・マネージャでNTTデータ 技術開発本部の原田季栄氏はいう

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洗礼洗礼DISりまくりwwwww。でもこれが一つの動力になって、こんな偉業への挑戦となったのも間違えない。

翌年の2007年2月、国内でもっともアクティブなLinuxコミュニティのひとつであるYLUG(Yokohama Linux Users Group)カーネル読書会で、TOMOYO Linuxはさらに強烈な洗礼を受けることとなる。

 「2年前のカーネル読書会でのTOMOYO Linuxの発表内容には、まだ世界に打って出ようなどという発想はかけらもなかった。それが質疑応答に移ったとたん、多くの参加者から『なぜ、メインラインを目指さないのか』という意見が殺到した。その勢いは強く、大きく、それぞれが持つメインライン化に対しての共通の思いに溢れていた。それがTOMOYOプロジェクトを動かしたのだと確信している。」と、主宰者である吉岡弘隆氏は当時を振り返る。

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うわっ、執行役員まで出てきた!!!!すげぇ!!!この記事。

プロジェクトにR&DでのセキュアOS開発のミッションを与えた本人でもあるNTTデータ 常務執行役員 CTOの山田伸一氏は、当時のTOMOYOの方向転換について、次のように語っている。
「最初に背中を押してくれたのはソニーの上田さんだった。2年前、有楽町線の電車の中で偶然、私の隣の席に座った上田さんに、TOMOYO Linuxの活動にアドバイスしていただけるよう相談したことがきっかけだった。一方で、組み込みの世界でもセキュアOSに対して興味を持ってはいるのだが、やはりメインラインに入らないと安心して使えないという意見がほとんどだということも知った。そのため、当社がビジネスの面で拡大を目指す意味でも、メインラインは大きな目標となった」

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