不況に強い=オフショアされないエンジニアを目指せ(情報元のブックマーク数)

2009年はクラウド、仮想化、グリーンITらしい。

栗原氏は2009年の技術トレンドとして、次の3つに期待しているという。

(1)クラウドコンピューティング(本命)

 直訳すれば「雲の(中の)コンピューティング」。インターネットという「雲」を通じて業務アプリケーションやサービスを利用するという概念と、実装技術や具体的なサービスを総称した言葉だ。「クラウドコンピューティング自体は新しい概念ではなく、これまでのいろいろな概念を総合的に表現したものです。考え方としてはWeb 2.0に似ており、ひと言で多様なトレンドを表現することで、特に経営者が理解しやすくなるという意義があります。具体的なサービスとして、SaaSやユーティリティコンピューティングを含みます。この言葉が出てきたことによって、これらのサービスの普及が進むと見ています」(栗原氏)

(2)仮想化(対抗)

 「仮想化は、『既存のIT資源を技術によって効率化し、有効利用しよう』という発想から生まれています。経済環境が厳しくなる中、最も有効な手段になると考えられ、その技術を有するエンジニアの需要も伸びるでしょう」(栗原氏)

(3)グリーンIT(大穴)

 グリーンITとは、IT機器による消費電力をできるだけ削減するなど、環境問題に配慮する施策や考え方のことだ。実現する技術の1つとして注目されているのが前出の仮想化である。栗原氏は、「本当はもっと注目を浴びてもいい分野。公的な規制ができれば需要が増える可能性があります。前述したように、コスト抑制の観点から仮想化技術が求められる状況であり、それに合わせてグリーンITの認知も進むのではないでしょうか」と語る。

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