“痛すぎるアップグレード”からユーザーを救え--SAP - ERPは企業の期待に応えたか - ZDNet Japan(情報元のブックマーク数)

SAP ERPとアップグレードの大変さ・・・SAPの中の人もその声は聞こえていたようだ。

SAP ERP 6.0に上げないと楽にはならない
松村浩史氏 SAPジャパン、カスタマーイノベーションセンター ソリューションレディネスビジネス アプリケーションマネジャーの松村浩史氏

 確かに、安定して動作する業務基盤については、SAPは「SAP NetWeaver」上にERPをはじめSCMやCRMなど、業務機能が山ほど入ったアプリケーション群を提供してきた。これらをつなげば問題なく動作するし、円滑に業務を進めることができる。

 「ただ、新しい機能を追加するにはアップグレードが必要だった。アップグレードでバージョンを上げると機能は確かに向上するのだが、お客様にとってアップグレードする行為自体が大きな負担だった」と松村氏は言う。

“痛すぎるアップグレード”からユーザーを救え--SAP - ZDNet Japan

これがね、本当に本当に大変なんですよね。

ほとんどのユーザーがアドオン開発したり、他のシステムとつないで使っているため、アップグレードするとなると、改変したソースコードを調整しなければならず、間違いなく大仕事となる。

“痛すぎるアップグレード”からユーザーを救え--SAP - ZDNet Japan

とはいえ、エンハンスメントパッケージの依存関係があって、これだけ当てたらOKってわけじゃない模様。

SAPは、SAP ERP 6.0からはアップグレードではなく、「SAP enhancement package(EhP)」で機能拡張を行えるようにした。これはたいへんな変革であり、ブレイクスルーだと言える。松村氏は「SAP R/3 4.7のころからいろんな要素技術はあった。SAP ERP 6.0では、すべての要素技術を戦略に基づいて整理し、さらに必要な技術については、かなりの投資と工数をかけて開発した」と話す。

“痛すぎるアップグレード”からユーザーを救え--SAP - ZDNet Japan

screenshot