第6回神戸情報セキュリティ勉強会
今回は、兵庫情報セキュリティサポータの方に講演いただいてケータイの現状についてお聞きしました
かなりショックをうける内容の発表でした。セキュリティに関係しておきながら、現実を全然知らず恥ずかしい限りでした・・・
プロフ
ネットワークゲームサイト
- 知らない誰かとつながっている怖さ
- IDやパスワードが必要
- 搾取被害やアカウント乗っ取り
- ゲームサイトでのメール機能サイト上でやり取りするため、ケータイ電話にメール履歴に残らない
- ゲームのオプション追加が有料でできる
- アバターがゲームをする仕組み(ファッションショーとかもある)
- たくさん拍手をもらうと別のステージに行ったりする
- 1000円、2000円とかで着せ替えする(有料でコンビニで支払い)
- ゲームは無料だが、アバターのものでお金が動いている
- 恐喝やケータイの盗みが入ったりする
- 12万5000人が平日にログインしたりする半分以上が大人・・・だと思われる
- ゲームで出会い系サイトになっている
- 出会い系もそうだが、子供がマーケティングに組み込まれている
- 詐欺やお金を稼ぐにも、パソコンからケータイに移ってきている
なりすまりメール
- 人のアドレスを利用していたずらメール、アリバイメールを送る
- なりすまりメール用サイトあり。。。
- アリバイ作り(部活の先生の名前で出したりする)
何ができるか?
- 子供と合意がないフィルタリング設定は、かえってトラブルの原因になる
- 親のケータイやPCを使ったり、友達のケータイを強引に使用したりする→ 親子間のルールを決めて、話し合ったうえでフィルタリングを 設定する
地域の大人として今できること
サイバー犯罪対策室に聞くと、犯罪被害のほとんどがケータイによって起こっている
- 「ネット見守り隊」のような取り組み(学校の通学路で大人がいる)
- 子供を見守っていることをアピールしている
- 知っている大人が周りにいると、悪いことをしにくくなる(心のフィルタ)→ 抑止力!!!
以下みなさんのレポートです。
岡本さんのレポートです、現場は今すぐ対応することを望んでいるのですが、ディスカッションすると制度や法律が悪いとなって、遅々として進まないことも重要ですね。根本はいじめ問題と一緒ですね。
子供達が抱えている様々な問題とネットが絡み合っている現状を学び、様々な意見交換がありました。
http://blog.withit.jp/2008/10/19/aeoaidheoyyyayeyaeyeuni/
その中でネットによって見せなくてはならない人には「見えない化」が進み、見せてはならない人に対して「見える化」が進んでいるという表現があり、なるほどと納得しました。
個人的には、ネットだから特別ではなく、社会構造の変化が引き起こしている問題であり、従来からあった話が、道具の部分でネットが置き換わっただけであると思います。
すなわち、根本的解決は「家庭」を大切にすること。子供達と大人のコミュニケーションを増やすこと。が一番大切であり、それが経済的問題でできないのであれば、社会構造を変えて、地域のコミュニティを作っていくことが必要ではないか?と考えたりしました。