「ISPはキャリア・グレードNATを2010年に開始すべき」、IPv4枯渇対応セミナーでNTTコムの宮川氏が主張 | 情報・通信 | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉(情報元のブックマーク数)

10年とか長期スパンなんですねぇ・・・

宮川氏はまず初めに「IPv4アドレス枯渇対策にはIPv6化が必須であることは議論を待たない」と述べた。そのうえで、Windows XP SP3以前のOSはDNSのトランスポートにIPv4しか使えないため、IPv6移行後もIPv4を提供する必要があることも併せて指摘した。つまり「IPv4をいつやめるのか」という問いは、「今購入したWindows XP SP3の火をいつ消せるのか」と同義だという。同氏は、Windows XP SP3以前のOSを搭載したパソコンが使われなくなるまでに10年はかかるだろうと予想した。

http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20081007/316351/

キャリア側でIPv6IPv4をNATしてしまうのがキャリアグレードNATだそうです。(マスカレードみたいな感じかな)

残されたグローバルIPv4アドレスが少なくなったときに、引き続きIPv4接続サービスを一般ユーザーに提供するために使われるのが、キャリア・グレードNATである。
現在のインターネット接続サービスの形態では、1個のグローバルIPv4アドレスがブロードバンド・ルーターなどのCPE(customer premises equipment)に付けられる。そのグローバルIPv4アドレスが足りなくなるため、ISP側に大きなNATを導入し、ユーザー宅のCPEにはプライベートIPv4アドレスを配るのがキャリア・グレードNATである

http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20081007/316351/

ソースポートとかでポートが足りなくなるのが目に見えているので、進まないそうです。

キャリア・グレードNATの導入でサービス・レベルが低下する理由として、同氏はユーザーが利用できるポート数が限られることを指摘した。ポートとは、IP上で動作するTCPUDPなどのプロトコルで利用する2バイト長の識別子。1ユーザーが1個のグローバルIPv4アドレスを利用する場合、2バイト分の6万5536個のポートを1ユーザーが占有できる。しかし、キャリア・グレードNATを使うと、ISPの配下で複数のユーザーが6万5536個のポートを分け合うことになる。

http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20081007/316351/

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同社は、さまざまな通信アプリケーションが利用するポート数を実測した(図3)。すると、iTunesは300近くものポートを利用するという。iTunes Storeで表示されるアーティストの写真ごとにセッションを割り当てているからだ。このように最近のリッチ・コンテンツはたくさんのポートを必要とするという。さらに、この表にはないが、P2Pはさらに多くのセッションを使う。例えば、BitTorrentの場合、3000以上ものポートを利用するという。

http://www.nikkeibp.co.jp/it/article/NEWS/20081007/316351/

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