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Xbox 360のOSがネットにおくようにしてダウンロード起動するように変わるそうです。

Xbox 360の新OSは、ゲーム機本体にあるのではなく、ネットワークのバックエンド側のサーバー側に存在するものに変わると見られる。ネットワーク経由でOSとその上のコンポーネントの多くをゲーム機に配信する、ネットワークコンピュータライクなスタイルになる。マイクロソフトの間中信一氏(マイクロソフト デベロップメント、ホーム&エンターテイメント事業本部プラットフォーム開発統括部、統括部長)は、先週東京で開催されたマイクロソフトのゲームデベロッパ向けカンファレンス「Gamefest」で次のように説明した。

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基本キャッシュで動作ってことか・・・ふむぅ

システムソフトウェアは、Xbox 360ゲーム機本体で“キャッシュ”されるような形態になるという。言ってみれば、従来のXbox 360のOSはゲーム機本体に保存されたが、新OSからはOSの本体はサーバー側にありゲーム機側にあるのはキャッシュとなるイメージだ。

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断片的な情報から見える新OSでのXbox 360は、シンクライアントやネットワークコンピュータに近いように見える。ネットワークコンピュータでは、クライアント側にはローダーまたは小型のリアルタイムOSだけを乗せて、それ以外のソフトウェア層はすべてネットワーク経由で供給する。Xbox 360も、似たようなスタイルを取ることになりそうだ。

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でも逆に、すぐ直るということにもなる。

新OSでの新しいソフトウェア構造への転換は、Microsoftにとっても、非常に大きなチャレンジだ。新システムが想定通りだとすると、Microsoftは一気に2,000万台もの“シンクライアント”を運営しなければならないからだ。2,000万クライアントは、システム構築の視点から見ると、途方もない規模だ。バックエンドサーバーの負荷は膨れあがり、トラフィックは膨大になる。また、サーバーがダウンした場合の問題は、これまでよりはるかに大きくなる。ソフトウェア品質も重要で、下手すれば、1つのバグで、世界中のXbox 360が一斉に停まってしまうことにもなりかねない。

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