アップデートされない事象:MSの月例パッチ適用で一部に問題、アドバイザリーが公開 - ITmedia エンタープライズ

System Center Configuration Manager 2007を使ってSMS2003クライアントにパッチ適用が出来ないそうです。

Microsoftは6月13日、日本時間11日にリリースした6月の月例セキュリティ更新プログラム適用に関して一部で問題が見つかったとして、アドバイザリーを公開した。
影響を受けるのは、システム管理ソフトウェアの「System Center Configuration Manager(ConfigMgr) 2007」を使っている場合のみ。旧製品の「System Management Server(SMS) 2003」のクライアントにセキュリティ更新プログラムを適用する場合に問題が発生する。
これに該当する環境では、Inventory Tool for Microsoft Updates(ITMU)を使ってSMS 2003クライアントに6月の月例アップデートを適用することができないという。それ以外の検出および導入技術には影響はないとしている。

パッチのv2が出るみたいですね。

Microsoftはこの問題について調査を完了後、解決のための適切な措置を取る方針。

原因はOffice2003SP1のメタデータを拡張したところによる影響だったそうです。

セキュリティ アドバイザリ 954474でお伝えしていた、System Center Configuration Manager (SCCM) 2007 から Systems Management Services (SMS) 2003 クライアントへの更新の展開がうまくいかない件ですが、本日この現象に対処するための、更新プログラムを公開しました。
更新プログラムは、サポート技術情報 (954474) から入手可能ですが、これを書いている時点で、技術情報はまだ英語ですが、日本語版の更新プログラムももちろん提供していますので、該当する環境には適用をお願いします。
さて、何故こんなことが起こったかですが、SCCMが更新を展開するためのもととなる情報カタログ (wsusscn2.cab) がありますが、Microsoft Office 2003 SP1 に関して、メタデータと呼ばれる各更新プログラムの素性等々を記載したデータを拡張しました。この拡張により、SCCM 2007側で情報カタログの同期処理がうまくいかないケースがあったわけです。

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