404 Blog Not Found:遅延学習法の限界

ripjyr2008-05-08

遅延学習法・・・これいいなぁ、会社の勉強会とか言語の勉強会になってついてこなくなる人が多いし。

遅延学習法がなぜ効率がいいか?理由は二つある。

1. その問題が解けることが証明されている

遅延学習法においては、問題が解けるかどうか自体は問題ではない。「2ch掲示板が作りたいから必要なところを勉強する」というのは、2chそのものが問題が解けることの証明になっている。

この「問題が解ける」というのは、受験者にとっては当然のことかも知れないが、実地においてはそうとは限らない。実際のところ、「その問題に解があるか」ということそのものが自明でない問題の方が多いのだ。
2. うまく行ったことだけ学ぶことができる

遅延学習法は、「うまく行った」ことの逆再生であるともいえる。よって分岐は生じない。試行錯誤がないということだ。たとえば始点から終点に至るのに二股分岐が10個あるとすると、可能な終点は1024個ということになるが、遅延学習法では「正しい終点」から出発するので、分岐は一つも存在しない。

遅延学習法の効率がなぜよいかという理由が、ここにある。

至る過程がわかるものについては学べるが、わからないものを学ぶには向いていないとの事。確かに・・・

遅延学習法では「そこに至る過程がはっきりとした」「すでにうまく行くことがわかっていること」しか学べないのだ。

遅延学習できないものはいくらでもあり、そして遅延学習できるものより多いのである。
遅延学習できないものを学ぶには、試行錯誤が欠かせない。そして試行錯誤というのは、遥かに手間暇がかかるのである。

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